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最終更新:2011年7月4日(月) 19時42分

松本復興相が陳謝

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 「ちゃんとやれ」と言っていた大臣。ついに陳謝です。3日、宮城県知事と会談した際の発言などが波紋を広げている松本龍復興担当大臣。4日、「私はB型で短絡的なところがあって」などと釈明に追われました。

 問題の会談は3日、開かれました。知事に面会するため宮城県庁を訪れた松本復興担当大臣。応接室に通されましたが、そこに知事の姿はありませんでした。

 「先にいるのが筋・・・。わからん・・・。大臣室にいるときは立ってお迎えするよ」(松本龍 復興相)

 なぜ自分が待たされるのか・・・。その顔からは笑顔が消えました。そこに、村井知事は笑顔で登場。すると・・・。
 「握手は終わってから」(松本 龍 復興相)

 村井知事との握手をやんわり拒否。周囲に緊張が走りました。

 「要望書と要望書の説明、県の復興計画、被害状況を取りまとめたもの」(宮城県・村井嘉浩 知事)
 「全部知ってるから・・・」(松本龍 復興相)

 松本大臣は被災地からの要望と復興計画については、「全部知っている」と村井知事の話を遮りました。そして、突如こう切り出しました。

 「水産関係でも3分の1から5分の1集約すると言っているけど、県でそれはコンセンサス(合意)を得ろよ。そうしないと我々、何もしないぞ。ちゃんとやれ」(松本龍 復興相)

 厳しい口調で知事を叱責。さらにこう言い放ちました。

 「あとから自分(村井知事)は入ってきたけど、お客さんが来るときは自分が入ってからお客さんを呼べ。長幼の序が分かっている自衛隊なら、そんなことやるぞ。今の最後の言葉はオフレコです。皆さん、いいですか、書いたら、もうその社は終わりだから」(松本龍 復興相)

 最後には報道陣にも「記事にするな」と念押し。しかし、この発言は予想通り大きな火種となりました。松本大臣の発言が報8$i$l$k$H!"Ho:RCO$G$OHcH=$,J.=P!#

 「これはひどいですよね。緊急事態なので (しっかり)やってほしい、被災者に対して」
 「こういう人は困るんじゃないですか」(被災者)

 さらに村井知事は・・・。
 「できれば命令口調ではなく、お互いの立場を尊重したような話しぶりの方がよろしいのではないか。通常そのような接遇が正しい接遇だったと理解している。松本大臣にはそれではだめだということで、今後大臣がお越しになった際、松本大臣バージョンの特に気を配った接遇を心がけてまいりたい」(宮城県・村井嘉浩 知事)

 一方、松本大臣は自分の発言に問題はないとしていました。

 「(Q.発言には問題はなかったか?)私はなかったと思う。(Q.問題があったと知事は見ているが?)知事が?本当に?わーすごい知事やな」(松本龍 復興相)

 しかし、与野党問わず批判は収まりません。

 「復興担当大臣の言動とは思えません。誰がどう考えても暴言以外の何ものでもない」(自民党・逢沢一郎 国対委員長)

 「お客さん(を待たせた)という話だけど、(松本大臣は)お客さんじゃないでしょ」(国民新党 ・下地幹郎 幹事長)

 民主党と自民・公明の幹事長会談でも松本発言が取り上げられました。政務官の引き抜き人事でお詫びしたばかりの岡田幹事長は、追いうちをかけるような事態にひたすら低姿勢。

 「報道を見る限りでは、被災者の皆さんから見ると、やや違和感を感じる発言なのかなと」(民主党・岡田克也 幹事長)

 「ご自身が誤解のないようにする、それか辞めるか、どっちかだと思います」(自民党・石原伸晃 幹事長)

 そして4日午後3時半。ついに松本大臣は会見に追い込まれました。そこで飛び出したのは奇妙な釈明でした。

 「言葉足らずだったり、私は九州の人間ですけん、語気が荒く、被災者の皆様に傷つけたということであれば、おわびを申し上げたいと思っている。私はB型で短絡的なところがあり、反省しなければならないと思う」(松本龍 復興相)
(04日17:54)

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