行方不明になっている６０歳の女性のクレジットカードを使って現金を引き出そうとしたとして、窃盗未遂の疑いで逮捕された男が、「女性の遺体を捨てた」と供述し、警察は男を立ち会わせて捜索しました。

住所不定・無職の永井真太郎容疑者（３４）は、生駒市のコンビニエンスストアで６０歳の女性のクレジットカードを使って現金を引き出そうとした窃盗未遂の疑いでおととい、逮捕されました。女性は生駒市内で一人暮らしをしていましたが、行方不明となっていて、今月５日、長女が警察に届け出ていました。警察は女性が事件に巻き込まれた疑いもあるとみて、女性の行方について捜査していましたが、永井容疑者が「女性の遺体を生駒山に捨てた」と供述したことが分かりました。警察はきょう、永井容疑者を立ち会わせて生駒山で捜索を行い、遺体の一部を見つけました。

１０日午後、阪急豊中駅に隣接する商業ビルで、異臭騒ぎがあり、のどの痛みを訴えた３人が病院に運ばれました。

午後４時４０分ごろ、豊中市玉井町一丁目にある「エトレとよなか」で、「２０人から３０人がのどが痛いと言っている」と通行人の女性から消防に通報がありました。消防と警察が駆け付け、のどの痛みを訴えていた３人が病院に運ばれましたが、軽症の模様です。暴走族風の１人がスプレーをまいたという情報もあり、警察が原因を調べています。

滝の音と共に流れるそうめん。江戸時代、藩主がここでそうめん流しを楽しんだといわれる、兵庫県香美町の猿尾滝です。長さ８０メートル、以前は滝の水を流した竹筒を８００人分のそうめんが流れていきます。ひんやりとした滝の冷気の中、訪れた人たちは休日のひと時を楽しんでいました。

福島第一原発の事故を受けて、大阪市内では、原子力発電からの脱却などを考える集会が開かれました。

１０日午後に開かれた「原発さよなら関西集会」には、約２００人が参加しました。参加者は、福井県で原発事故が起これば琵琶湖が汚染され、関西全域に影響が及ぶとして、稼動中の原発の停止などを訴えました。また、福島県で避難活動に取り組む中手聖一さんは、放射能の影響はすでに日本全国に及んでいるため、「日本全土の放射能汚染マップをながめながら、自分たちの子どもをどこで育てたらいいか真剣に考える時代に入った」と話しました。集会を開いた団体は、全国で集めた約８万６０００人分の署名を国に提出して、原発からの撤退を訴えるとしています。

性犯罪被害への理解を深めてもらおうと、つらい経験を乗り越えようとする姿をおさめた写真が、堺市内で展示されています。

会場に並んだ２６枚の写真は、自らも性犯罪の被害にあったフォトジャーナリストの大藪順子さんが撮影したものです。幼い頃、いとこと友達の父親から性暴力を受けたこの女性。今はカウンセラーとして、子育ての相談にのっています。「あなたは大切な存在。ありのままに生きよう」。この女性は自身の体験を歌にして、社会にメッセージを送り続けています。大藪さんはこれまで、アメリカやカナダで写したものを紹介してきましたが、今回から初めて、日本人女性６人の写真も展示するようになりました。この写真展は今月１３日正午まで堺市役所で開かれていて、１１日午後２時からは堺市民会館で大藪さんの講演会も予定されています。

マラソンの高橋尚子さんをはじめとするトップアスリートが、小学生に陸上競技を教えるイベントが、兵庫県三木市で開かれました。

陸上競技の楽しさを知ってもらおうと開かれたこのイベントには、地元の小学生およそ１１０人が参加しました。会場には、シドニーオリンピックで金メダルを獲得したマラソンの高橋尚子さんをはじめとするトップアスリートが駆けつけ、長距離走や走り幅跳びなどの正しいフォームをアドバイスしました。「僕もあんな風に速く走りたいと思った」「努力すれば長く走れることに気付いた」（参加した小学生）。「この中で、将来日本を背負う代表選手になる子どもが出るのではないかと期待させてくれる時間でした」（イベント終了後の高橋尚子さん）。間近でみるトップアスリートの姿に、参加した子どもたちは眼を輝かせていました。

高級メロンの産地として知られる京都府京丹後市で琴引メロンの出荷が始まりました。

京丹後市では２０年ほど前から高級メロンの栽培に取り組んでいて琴引浜の鳴き砂の浜にちなんで「琴引メロン」と名付けられています。このメロンはひとつの株に１玉しか実を付けない「一株一果仕立て」で栽培されていて、糖度が高く、果肉の厚いメロンが育っています。ことしは朝晩の気温差が小さかったことから、糖度が上がりにくく出荷が１週間ほど遅くなりましたが、出来は上々だということです。メロンの収穫は８月初旬まで続き、約４万個が京阪神などに出荷される予定です。

徳島県小松島市の農園ではブルーベリーの出荷が最盛期を迎えています。

健康食品としても人気のブルーベリー９５アールの農園には、３０品種の苗木がならび、年間６トンが収穫されます。収穫されたブルーベリーは、１００グラムずつ、パック詰めされ、京阪神方面へ出荷されますが、今年は消費の落ち込みのせいか普段より少し安い１パック３２０円程度で取引されています。この農園は、８月からは、観光農園としても、開放されるそうです。

兵庫県香美町のお寺の境内では、キキョウの花が見ごろを迎えています。

こちらの遍照寺は境内のあちらこちらにキキョウが植えられていることから、別名「キキョウ寺」とも呼ばれています。このキキョウは、お寺の住職が８年前に植え始めたもので、いまではおよそ１０００株に増えました。見ごろを迎えたこのキキョウの花は紫色が中心ですが、中にはピンクや白の花も見ることができます。一般開放された境内には大勢の人たちが訪れ、キキョウの花をじっと見入ったり、カメラに収めたりしていました。花は、今月２０日頃まで楽しめます。

祇園祭のハイライト、山鉾巡行を一週間後に控え京都市内では「鉾建て」が始まりました。

鉾の組み立てが始まったのは、３２の山や鉾のうち四条通りに面している長刀鉾、月鉾など５つです。山鉾巡行の先頭を切る長刀鉾でも、職人たちが１年ぶりに倉から材料を運び出して手際よく組立て作業を始めました。完成すると高さ２５メートル、重さ１１トンもある長刀鉾ですが、釘を一切使わずに縄でしばり上げる、「縄がらみ」と呼ばれる伝統的な技で組み上げられていきます。鉾は３日がかりで組み立てられ、１２日の曳き初めがおこなわれたあと、１７日の巡行に臨みます。

奈良県生駒市で６０歳の女性のクレジットカードを使って現金を引き出そうとしたとして、３４歳の無職の男が逮捕されました。
女性は行方不明で、警察は、事件に巻き込まれた疑いもあるとみて調べています。
窃盗未遂の疑いで逮捕されたのは住所不定・無職の３４歳の男です。
警察の調べによりますと、男は今月１日、奈良県生駒市のコンビニエンスストアで、不正に入手した知り合いの６０歳の無職の女性のクレジットカードを使って、現金を引き出そうとした疑いがもたれています。
女性は生駒市で一人暮らしをしていましたが、行方不明になっていて、今月５日、長女が警察に届け出ていました。
男は「女性の行方は知らない。カードは承諾をもらって使った」などと容疑を否認しているということですが、警察は女性が事件に巻き込まれた疑いもあるとみて調べています。