福岡ソフトバンクホークス(福岡市、笠井和彦社長)は2軍が本拠地としている雁の巣球場(福岡市東区)を大幅改装する。球場を所有する福岡市と協定を結び、観客席を現在の10倍の3千席程度にすることを検討する。試合のほか、野球教室やイベントの拠点として活用。新たな収入源を確保し、球団の経営体力を強化する。
7日に福岡市と協定を結び、早ければ年内にも共同で「雁の巣ボールパーク事業」に着手する。現在約300席の客席を大幅に増やすほか、ロッカールームやトイレなど付随する施設も全面的に改装する方針。球団側は2軍のシーズンが開幕する3月までに完成させたい意向で、1億5千万円程度と見積もる改装費も全額を負担する考えだ。
1軍に登録されていても試合には出場していない「1軍半」の選手や2軍の試合を開催したり、子供向けの野球教室を拡充したりして、地域交流にも活用する。球場の命名権(ネーミングライツ)の販売や広告看板の設置なども視野に入れており、今後、市側と協議する。
1軍の本拠地のヤフードーム(福岡市中央区、約3万7千席)では、採算性の問題から開催できない選手参加型のイベントも少なくないという。3千席程度の球場を活用することで「より多彩なイベントなどが可能になる」(笠井社長)。野球関連以外の利用も検討し、活動資金がほぼ持ち出しとなっている2軍の運営モデルを改善する。
福岡ソフトバンクホークスの2010年度の売上高は、05年の球界参入以来、最高の247億円。今季は九州旅客鉄道(JR九州)と提携して鹿児島、熊本方面からの集客強化を進めており、ヤフードームの座席も今後3年以内に、現在より1割強多い約4万1千席に増やす予定だ。
笠井和彦、福岡ソフトバンクホークス、ソフトバンク、九州旅客鉄道
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