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【プロ野球】二岡 代打満塁弾 日本ハム40勝到達2011年7月10日 紙面から
◆日本ハム7−1楽天手負いの仕事人が試合を決めた。1点リードの5回1死満塁。日本ハムの梨田監督が「代打二岡」を告げると、楽天ベンチは左腕の佐竹から右横手の川岸にスイッチ。「右投手が来ると思っていた」と交代を読んでいた35歳は、7球目のスライダーをジャストミート。バックスクリーン左へ飛び込む代打満塁弾に。満員の旭川スタルヒン球場が揺れた。 ポーカーフェースでゆっくりとダイヤモンドを回った二岡は「最後に甘いところに来た。足の状態もあるんで走らずに済んで良かったです」。6月28日のロッテ戦(札幌ドーム)で右足太もも裏を痛め途中交代。抹消はされずに1軍に同行しているが、本人も「何とも言えないです」と万全にはほど遠い。それでも梨田監督は「二岡がいるだけで、相手は嫌」と話すなど信頼は変わらない。最高の形で応えた二岡は「内野ゴロでも何でも良いので1点ほしいと思っていた」と淡々と語った。 満塁本塁打は2006年4月30日の中日戦(東京ドーム)で、プロ野球史上初となる2打席連続グランドスラムを放って以来、6年ぶり6本目。巨人時代と変わらぬ勝負強さで、チームを40勝に到達させた。貯金も今季最多タイの18。ソフトバンクとのし烈な首位争いの中で、ベテランのバットがキラリと光った。 (臼杵秀之) PR情報
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