2002年5月のこと


1日(水) キムチ

 まあ、仕事があるわけじゃないけど、中途半端に東京に帰っても、と。
 雨降っているからいつも通りにホテル一階のコンビニでビニール傘税込み399円で買って、と。
 京橋駅の一番ソバ(環状線内回りホーム大阪寄り)で細うどんを。
 冷やし細うどん(要は冷やし中華のうどん版)三百八十円+かき揚げ百円。
 前回注文時は冷やし細うどんを作った後の上にかき揚げがのっていたので「これでかき揚げを半分くらいに切ってくれればいいのになぁ」と思っていたけど。
 今日は細うどんの上にかき揚げを乗せて、その上に千切り卵焼き、細切りキュウリ、タラ身を乗せて、そして汁をかけられてしまった。
 かき揚げはどっぷり汁に沈んでしまい、かなり残念。

 昼は昨日聞いたラーメン屋へ。
 十二時になってすぐ行くと混んでいること間違いなしなので、三十分ほど遅らせて。
 ツインタワーの二階、熊五郎(リンク先は天王寺店)、通路を曲がった瞬間に十人以上並んでいる。
 ふむふむ、オレが十人程度でひるむと思ったのか、すぐにとって返して本屋で雑誌を購入し、行列の最後尾に並ぶ。
 さてさて、何分待ちか計るかな、今は十二時四十分か。
 店員さんが「何名様ですか、ご注文は」と店の外まで出てきてるぞ、おお、中々やる気になっているじゃないの。
 「お一人様ですか、カウンターどうぞ」と他の待ち客を飛ばして案内している。
 オレも同様に案内されてしまった、待ち時間は三分か。
 店内は窓側をぐるりとテーブル席が並び、壁側にUの字の、そうだなぁ十二人は座れそうなカウンターが配置してある。
 カウンターの一番奥に案内され、メニューを見ると、おっ、ツケ麺があるじゃないの、イイねぇ。
 で、ツケ麺餃子定食に、定食だと半チャーハンも付いてくるのか。
 注文が来るまで、カウンター席真ん中上部においていあるキムチを食べる。
 このキムチ、本当だったらラーメンに合わせるんだろうけど、ツケ麺にキムチは合わせられない。
 もう一つの無料サービスのメンマ、メンマ入れ放題の店はあまり聞かないな。
 キムチもメンマも特別に手を加えた様子がない、パック物をそのまま出した感じ。
 辛くもなく酸っぱくもなく単に赤いだけのキムチ、それでもまずくなくて三杯食べてしまった。
 さっと油で炒めるとか、塩茹でするとかするとお店の味が付くのだが、シャキシャキ感は失われていないので二杯も食べてしまた。
 程なくしてきたツケ麺、特別にどうと言うことはないけど、餃子六個と半チャーハンのセットで七百八十円はお得なんじゃないのかな。

 夕飯は仕事を終えてから。
 ちょっと風邪気味なので、今日も焼き肉、森ノ宮のいつもの焼き肉。
 がらっと引き戸を開けても誰もいない、まあ、滅多にお客さんがいたことがないんだけど。
 この店にはカルビがないので訪ねてみると「バラ肉と同じだから」と、じゃあ今日はタンをやめて上バラとバラ、生キモはいつもので。
 ウーム、バラ肉厚手だし柔らかいし甘いし、うまい。
 通いだした頃はでてきた韓国海苔は最近はサービスなし、キムチはお手製っぽくて、色は薄いがすごくうまく感じる。
 肉を食べ終わって今日もテールスープを頼んだ、ああ、スープまで飲み干してしまいそうだよ。


2日(木) 鶴橋

 ああ、九時の始業になんて間に合わなくても何の問題もないんだけど、それでも八時半頃に会社に着くように自然と向かってしまう。
 地下鉄のホームに向かうために改札を出てテクテクと歩いてると「遅刻しそうになってさぁ、ダッシュで階段登ったんだよ」とかいう会話が後ろから聞こえてくることがある。
 ヒトコト言わせてもらうとね、九時始業開始ってことは、九時には机の前に座っていないといけないでしょ、九時から仕事するんだから。
 九時ジャストにタイムカード押したんじゃ、どう考えても九時からは仕事できないでしょ。
 だから、学生じゃなくて社会人なんだから、九時開始ってなったら八時四五分くらいには現場に入っていないと。
 ああ、アンタ達は社会人じゃないか、学生でもないけど。

 事務所の前のサブウェイに寄ってサンドイッチを。
 内緒だが、サブウェイのスタンプを集めていて、やっと半分くらい溜まった、まだまだ先は長い。
 貯めても「五〇〇円引き」とかだと、「結果的に5%も値引きになってないジャン」と計算してしまって、そういうカードは集めないのだが。
 ここのはなにやらサブウェイオリジナルグッヅがもらえるらしい、どんなに下らない物でも、それが欲しい。
 でだな、問題として二五〇円でスタンプ一個なワケだ。
 朝のサービスサンドイッチは、一番安いシーザーBLTとセットにすると四二〇円×1.05=四四一円でスタンプを一つしか押してもらえない。
 なんとも歯がゆいではないか。
 なので、単品で三九〇円以上のサンドイッチを頼めば(三九〇円+朝コーヒー百円)×1.05=五一四円になってめでたくスタンプ二個になる。
 ゴールまでスタンプ十八個なので、あと九回朝来ればいいわけだ。

 お昼は昨日に引き続き、ラーメン熊五郎。
 ここの日記を書くときにお店のホームページを必ず探すのだが、こんな一般名詞を付けられたのでは検索しにくくて仕方ない。
 で、結局見つからないし、きょうび、ホームページぐらい立ち上げておけよ。
 今日はあぶりラーメン、簡単に言えば味噌ラーメンだ。
 昨日同様に餃子セットにしてしまった、キムチお皿大盛り、メンマ小鉢二杯。
 ああ、またまたお腹いっぱいになってしまって、昨日の反省が活きていないです、はい。

 久しぶりにプログラム開発をする。
 以前作成したプログラムを修正して、と。
 ありゃ、VBがインストールされていないじゃないの、そっからかよ。
 プログラムを修正したのでVectorにアップすることにした。

 現場が五月五日に停電するので、その前準備としてコンピュータ類の電源を切りに行く。
 全部を一度に電源を落とすことなんて年に一回しかないので、何時から始められるのか、何時に終わるのか分からない、今日も大阪に泊まるつもり。
 したらどうと言うことはない、十八時から始めて十五分で終わってしまった。
 ありゃりゃ、じゅうぶん今日中に東京に帰れたジャン、読みが甘いなぁ。
 今からホテルに飛んでいってチェックアウトして・・・とも考えたけど、ま、いいか。
 どっかに遊びに行こうっと。
 同僚と連れだって、鶴橋に行くことに。
 駅を降りて一通り半径百メートルを散策する。
 衣料店とか飲食店は閉まっているのが多いなおぁ、まだ、十九時なのに。
 連休中というのもあるんだろうな、休みが多いのは。
 焼き肉や、焼き鳥、串上げ屋、普通の飲み屋、沢山あってどこにしようか色々と迷う。
 十五分くらい歩き回って、そろそろ店を決めるか、という段階になって気が付いた。
 ガラガラの店があるのだ、だれもお客さんが入っていない店。
 満席か、外に待ち行列を作っている店もあるというのに。
 一時間も並ぶ気は無いけど、かといって誰もいない店にぽつんと入るのもそれはそれで怖い物がある。
 大行列している鶴一のソバに、十人も座れば一杯なカウンターだけな焼き肉やがあって。
 「新鮮焼き肉 空」、道を挟んで両側が同じ店で、一組待ったあとで着席。
 上タン千円だから決して安くない、けど、他のバラとかハラミは三百五十円だな。
 肉はメチャクチャ肉厚、いくらレアが好きな俺でもこんなに厚いと両側焼かないと心配だし。
 タレは最小限、そんなに特別に肉がいいようには思えないが、この、雰囲気がいいのだろうか。
 ビールで乾杯し、チューハイを二人とも五杯くらい飲んで。
 普通のお客さんは、チューハイ二、三杯、焼き肉五から六品で、二人で六千円くらいなのに。
 二十二時を回って腹一杯になってお会計したら二人で一万二千円だった、食べ過ぎ?


3日(金) ビデオ

 朝起きたけど、いまいちスッキリしない。
 前だったらおいしいモノ食べてグッスリ寝れば風邪なんてどうということは無かったのに。
 歳なのか日頃の疲れなのか、睡眠が足りないのか。
 熱が引かなくても新幹線は待ってくれないから、まあ、行くか。
 大阪駅ホームで、甘エビみたいなのがたくさん入ったかき揚げうどんを食べたけど、あんまり味がしない。
 いつもだったら、お代わりをしたくなるくらい何だけどな。

 さすがにグリーン席も満席だ、初めてとなりに人が座ったぞ。
 毛布かけてグッスリ寝たつもりだったけど、やっぱり途中で降りなければならないので熟睡できてないな。
 おっと、小田原だ、小田急線に乗り換えて・・・おぉーすっごく乗り換え窓口が混んでいるじゃないか。
 いったん引き返して、JRの出口から外に出て、こっちからの窓口はガラガラじゃないの。
 駅に着いたら、すぐにバスが着たよ、飛び乗って、帰宅。

 今日は長女のバレーの試合に行くと言ってから、誰もいないよ。
 お昼は、キャベツの細切れとドレッシングとシーチキン缶詰とシオこしょう、で。
 だれもいないことをいいことに、お昼寝したよかるく二時間くらいね。

 夕方になって目が覚めて、それでも誰も帰って来ないからサッポロ一番塩ラーメンを作って。
 料理は全然苦じゃないからな、自分としてはうまくできたよ。
 そうこうしているウチにドヤドヤ帰ってきて、まあ、いつも通りお疲れさまのヒトコトもないし。
 ま、男が外で働いて稼いでくるのは当たり前なんだよね、彼女の中では。
 テレビ番組をみてもたいしたのをやっていないので、ビデオを借りにいった。
 うんと、「天空の城ラピュタ」、何度見たかなぁ。
 子供達は真剣に見ていた、面白いというか引き込まれてしまうんだろうなぁ。


4日(土) 回転すし

 殆ど熱は下がったけど、今日は大事をとりたいんだけど。
 仕方ない、朝は犬の散歩、久しぶりな様な気がする。
 一時間だったけど、汗びっしょりかいてしまった、着替え着替え。

 昨日借りたビデオでも見て過ごしたいところだけど、子供には子供に都合がある。
 さてさて、どこにいくかな。
 車は女房が乗っていってしまったし、仕方ない、バスと電車に。
 子供は電車が好きだよなぁ、まあ、小さいウチだけかも知れないけど。
 先頭車両に乗って運転席から景色を見ると、非現実的な風景に惹かれるんだろうなあ。
 まあ、大のオトナも惹かれる気持ちは分かるな。
 運転したらもっと気持ちいいんだろうなぁ。

 海老名ショッピングモールVINAWALKとかに行ってみた。
 駅の改札から空中で繋がっていて、オープンしてから初めての連休とあってすごい人混み。
 でもいってみたら、見たことのあるような店ばかり。
 ケンタッキーにドトールに、丸井に、単にまとめてあるだけじゃないですか。
 丸井の催し物場で子供向けのイベントをやっているのでそこに向かったが、エスカレーターの下りの客を見てみてもだれも丸井の紙袋を持っていない。
 とりあえず、近くにモールが出来たからみんなで来た見た、って感じだな。
 まあ、オレも丁度いい暇つぶしが出来たから、よかったといえばよかったけどね。
 お昼は子供のリクエストで回転寿司に。
 次女の大好物は大トロ、ここでは一皿五百円だ。
 五百円と言えばオレのいつも朝食代だけど、このくらいの贅沢はいいでしょ。
 にぎり寿司に言って千円を超える大トロを食べるワケじゃないんだから。
 三女の大好物は厚焼きたまご、三つは食べるな。
 オレもそこそこ食べて。
 中でも生春巻きってのがあって、結構うまかった。
 会計しようとレジに行ったら、上から見てもしたから見ても女子高校生のレジ打ちに「その人形、どこでもらえるんですか」と話しかけられてしまった。
 ん?おお、これね、これは丸井の催し物場で子供向けにもらったモノ、ぷーさんの形にふくらんだビニールの人形で、腕に付けて遊ぶんだよね。
 で、高校生のアンタがこれが欲しいかね、うーん困った。
 オレはこの子達の親である前に男ではあるけれど、だからといって子供用にもらったグッヅを渡せるほど男でもない。
 とりあえず会計を済ませ、しょうがない、もう一回行ってもらってくるか、と心に決め。
 何気なく「ねぇ、これって欲しいの?」と上の子に聞いたら、「マリちゃんはいらないよ」とあっさり。
 やっぱりこの子は、子供子供したおもちゃは嫌いなんだな、ってそれを早く言えよ。
 店にとって返して「上の子がいらないって言うから、あげますよ」と、まだレジを打っていた彼女に差し出した。
 顔中で喜んでくれて「じゃ、これ特別にあげるよ」と、お寿司の太巻きをかたどった飴を、一人二個ずつくれた。
 さてさて、これからが問題である、どうやって彼女との今後の連絡先を取り付けるか。
 「紙とペン、ありませんか」と、自分のメールアドレスとかを書いて・・・
 でもまあ、最寄り駅から離れているので知り合いと会う危険はないとはいえ、逆に会いに来るのが手間だし、相手は高校生だから日が落ちてから待ち合わせて飲みに行くわけには行かないし。
 メールフレンド、ってのもいいかも知れないけど、それだけじゃなぁ。
 何はともかく、子供の目があるし。
 まあ、オジさんはあなたみたいな若いことおしゃべりできただけでよしとするよ。


5日(日) 泳げ鯉のぼり

 連休が危ぶまれていたがなんとか休めることになり、今年も相模川の泳げ鯉のぼりに行った。
 ここ数年は、鯉のぼりを見ると言うよりも、出店で飲み食いするのが楽しみになってきている。
 むろん、オトナも楽しみである。
 今年はカーナビがあるから、自分の経験と勘じゃなくてシステムに頼ってみようかな。
 129号線で相模川に差し掛かった辺りで、思った通りのルートを選択するカーナビ。
 やっぱりそのルートが一番近いか、だからゆえにその道は大渋滞するんだよ。
 鯉のぼりが見えてきてから30分は到着までかかるからな。
 到着と言うよりも、最終的に駐車場入り口へのアプローチが一番混むわけだ。
 いかに駐車場、今回の場合は河川敷だが、に入りやすいルートが大切か、だな。
 とは言ってもその辺のところがシステムに実装されるのは、だいぶ先のことだろう。
 で、途中からオレが誘導して到着した。
 去年は風が強くてそれでいて寒くて30分もいないで帰ったのに、今年は暑い暑い、半袖半ズボンでちょうどよかった。
 出店は代わり映えしないな、またまた肉の串焼きかな。
 子供はサツマイモ揚げが好きだ、軽く塩をふってあってオトナが食べてもおいしい。
 こういうところをみて、自宅でも簡単に作ってあげたらいいのね、手間はかからないんだから。
 まあ、外に出てこういうところで食べる味はまた格別、というのはよく分かるけどね。
 案内を見てみたらこの泳げ鯉のぼり、昭和63年からやっているそうだ。
 昭和63年と言えば長女の生まれた年だ、それじゃ、オレらは第二回から見に来ているわけだな。
 初めの頃はワイヤーも二本だけだったけど、今は五本になってしばらく五本だ。
 河にワイヤーを渡して鯉のぼりを泳がすと言う発想はここが最初ではないだろうけど、かなり早い部類に入るはずだ。
 ここ数年は出店が出るようになったが、その前はそんなモノはなくて、近くにコンビニもなくて、向かう途中でおにぎりとかお茶とかを買って河川敷に向かった。
 コンビニもない頃は、お昼を食べてから見に行って夕方には帰ってきたりして。
 なにせ、一番始めはバスで現地近くまで行って、河川敷までの上り下りは歩いたからな。
 今日はバーベキューをやっている人を結構見かけた、本格的に屋根を張ってるから、しょっちゅうあちこちに出かけているんだろう。

 近くの大型スーパー、つまりジャスコに寄ってから帰路に付く。
 夕飯をどうしようかと言うことになり、まあ、家族が揃っているときは焼き肉だな。
 今日は、石焼きビール苑という焼き肉屋である。
 ここは食べ放題で肉だけじゃなくてケーキとかアイスとかカレーとかも食べられる。
 時間制限があると言っても、一時間半に渡って食べ続けられる人は、そうそういないよ。
 オトナ1980円、小学生以下980円なので、1980円×3+980×2=約8000円、結構高い夕飯だ。
 と、以前来たときに思っていて、それから焼き肉屋とか回転寿司とか行くようになって。
 夕飯を家族と食べると一万円を超えることも少なくないので、決して割高ではないことが分かって。
 で、いったら混んでるじゃないか、外でお客さんが待っているし。
 この時期のこの時間だと、どこでも混んでいるのかなぁ、一時間待ちだったら諦めて家で食べようと伝えて女房を店に行かせて、オレたちは車でテレビでも見ているか。
 すぐに電話が入って三十分待ちだと、じゃ、待つか。
 肉はこれでもかってくらいに薄くスライスしてあって、すぐに火は通るんだけど歯ごたえはない。
 「なんか薄すぎるよね」って言ったら「ビール苑だからこれ以上は期待できないでしょ」といつもオレのセリフを言われてしまった。
 こんな肉で腹一杯になるのはシャクなので、カレー食べたよ。


6日(月) 財布

 フェラガモの財布をもらった。
 財布なんてもらったことはなかったからビックリしたが、大切に使うことにする。


7日(火) 野菜

 朝からサーバ機器の電源を入れる。
 順番に電源を入れていったら、一台、うまくいかないヤツがあるじゃないの。
 どーするかな。
 CEとあれこれ試すが中々立ち上がってくれない。
 ふと、電源ケーブルを抜いてまた差してみたらうまく立ち上がった。
 うーむ、どっか悪いな、どっか。
 とりあえず今日はこのままにして、後でまた見に来ないといかんな。

 夕方の定例会で、連休中に決まった今後のプロジェクトの行く末の発表があった。
 さてさて、夜はどうしようか、夕飯も食べていないし。
 ファンの人に「野菜食え!」とお叱りをちょうだいしたので、焼き肉屋はヤメにして香港倶楽部という路線沿いの中華料理屋に行く。
 確かボトルが入れてあったはず、とカウンターを探すと一本だけ封が切ってあってなにやら書いてあるボトルがある。
 数字を読むと「3/13」、そんな来ていないのか。
 酢豚と、鶏の唐揚げの野菜炒め、全然野菜中心じゃないや。
 最後は揚げ焼きそばにしたんだけど、なぜかキャベツの細切りがタップリで。
 温野菜を出してくれる店、って結局お好み焼き屋、か。

 明日は終日東京。
 午前中の打ち合わせだったら、六時十分発のぞみで新大阪を発つのだが、今日は午後からの打ち合わせ。
 普通の人だったら、朝九時過ぎに起きてのんびり東京の向かうだろう。
 オレは元来の貧乏性なので、そういう「朝ゆっくりする」というのが出来ない。
 出来るだけ早く東京に行って、本社に顔を出して、久しぶりに東京のラーメンでも食べて、と。
 六時ジャストのひかりに乗ることにして、目覚ましを五時にかけた。


8日(水) サバ焼き

 目が覚めたら四時半、いくらなんでも五時の目覚ましよりも早く起きるヤツはいないだろう。
 とりあえずベットを降りてシャワーを浴びて、ホテルのフロントで新幹線の安売りチケットを買う。
 ひかり自由席は正価で13,240円、チケットで12,150円。
 会社への請求はのぞみ代金だから14,720円マイナス12,150円イコール2,570円のあがりだ。
 額は大したことないけど、自分の工夫で捻出すると心のどこかでグッと握りコブシの感がある。
 非常に小さい幸せ、なんだけどね。
 新大阪に十五分くらい前について、駅のホームでコロッケパンとおにぎり一つ買って空いている席を探す。
 始発にしてはそこそこ混んでいるな、なんとか窓側のA席を見つけたけどね。

 本社に着いたのは十時ちょっと前、あれやこれやをやっているウチにあっという間に十二時になってしまった。
 うーん、東京ラーメン食い損なったか。
 とりあえず客先まで出向き、前回同様に池上食堂に行った。
 十三時を過ぎていたので空いているかなと思ったら、テーブルはイッパイだった。
 入れ違いに出ていったお客さんがいたので、その席に荷物を置いて奥のレジまで注文を言いに行く。
 サバ焼きとご飯と味噌汁とマカロニサラダで八百五十円。
 味噌汁が赤味噌で具がニラなんだよね、メチャクチャうまいよ。
 焼き魚も久しぶりに食べたな、大根下ろしタップリでいいよ。

 打ち合わせは奇跡的に明るいウチに終わった。
 誰かと飲もうかとあれこれ考えを巡らせたけど、やめて、まっすぐ大阪に向かうことにした。
 蒲田の金券ショップでひかりの自由席券を買って、東京駅でお弁当買って、ビールは買わずにお茶を買って。
 新幹線の中でこの日記を書いていたら、メッセンジャーに反応が。
 なんか、すっごく久しぶりなひとからチャット要求、新幹線の中でチャット、出来るには出来るけどトンネルがなぁ。
 新幹線の車内にPHSのアンテナ、立ててくれよ、五百円くらい余計に払ってもいいからさ。

 週に一度は酒を抜かないと。
 栄養野菜ジュースを飲んで就寝。


9日(木) お好み焼き

 今朝はサブウェイのサンドイッチ。
 昨夜は飲まなかったので、モノもあまり食べてなくて、朝、メチャクチャ腹が減っていた。
 サンドイッチ食べてもまだお腹が減っていたが、まあ、なんでも満腹というワケにもいかないし。
 午前中からかなり忙しかった、あちらこちらにメールを出しまくっていた。

 お昼は野菜を食べようと言うことで、社食に行った。
 揚げ物のメインディッシュを避けて、サバの味噌煮。
 サイドでブロッコリーとポテトとニンジンのサラダ、味噌汁も飲んだ。
 ご飯は半ライス。
 ここ何日かはお昼はお腹いっぱい食べていたので、かなり物足りないが、だんだんと慣らすか。

 夕食は抜いて、夜、会社の同僚と久しぶりにお好み焼きや「かおり」に。
 三つあるテーブル席は二つ埋まっていて、ドアに近いテーブルに二人で向かい合わせに。
 まあ、いつもと同じだ。
 ネギスジ、トンペイ、ゲソ焼き、レモンサワー二つ。
 野菜炒めを追加して、初めてニラ炒めを食べる。
 お好み焼きだと野菜が多いよね、肉はあまりない。
 こりゃ、明日の朝もお腹が空くな、と思いながらもラーメンは食べずにホテルに戻った。


10日(金) プログラム開発

 今朝は駅ソバでかき揚げざるそば四百九十円、やっぱ、高いよね。
 午前中の打ち合わせ、あんまりヒマだったからこの前に撮影した写真の加工をしていた。
 同じアングルの写真のどっちがいいかを選ぼうとしたらタイムアップ、お昼だよお昼。
 今日も社食で野菜中心に。
 しかしまあこの味付け、いくら社食でももう少しなんとかしようがあるだろうに。
 確かにどんなに工夫しても頑張っても、あなたのパート代は一円も値上がりしないだろうけど、そこがアンタの価値の分かれ目だな。

 最近読んでいる日記、新幹線通勤日記
 オレのサイトとは比べモノにならないくらい内容が充実しているし、大手プロパイダにも紹介された。
 毎日とまではいかないが、2日に一度くらい読んでいるのだが。
 テキストのべた書きなので、ヒジョーに読みづらい。
 一行を読んで視線を左に戻したときに、よく行を間違える。
 作者はそんなことは十分分かっていてやっているらしいが、読み手のこっちはたまらない。
 読みにくければ読まなければいいジャン、という話もあるが、なんとしても読みたいんだよオレは。
 しゃーない、プログラムを作って読みやすくするか。
 構想は、「ページのテキストをクリップボードにコピーして、ショートカットキーでプログラムを立ち上げ、適当に改行した文書を表示する」って感じか。
 「。」の句読点で改行するだけでもずいぶん違うだろう。

 帰ろうと思ったけど、仕事が終わりそうもないので西中島のホテルを予約して、と。
 鶴見緑地線で心斎橋まで、心斎橋から御堂筋線で西中島南方まで。
 ホテルにチェックインしたら串焼き「てつ」へ。
 いつも通り先ず生ビールから、大皿に乗せられたキャベツの上に順に串揚げを乗せてくれる。
 ビールを飲み干して、山崎をダブルでロック。
 何度飲んでも、山崎はうまい。
 モーニングとビックコミックを読み終わって、串焼きを一通り食べて、会計したら八千円、だと。
 酔いが醒めるほど高いなぁと思ったが、山崎のシングルが七百円だからダブルは千五百円くらいか、四杯も飲めばそれだけで六千円もいくな。
 さてさて、のんびり寝てから、明日、帰ろっと。


11日(土) あと三回

 こうやって土曜日に帰宅するのも、あと何回か。
 いや、あと三回の予定なんだけどね。
 新幹線通勤も、もうすぐ終わり。
 長いようで短かった半年だった。


12日(日) 喧嘩

 夫婦で大喧嘩、なんか毎週しているような気がする。
 喧嘩するのはいいけど、子供を犠牲にしないようにして欲しいなぁ。
 でも、喧嘩の原因は子供のことばかり何だけどね。


13日(月) 平凡

 今日は新宿本社へ。
 なんだかんだといって東京がいいな、何がどうというわけじゃないけど。
 大阪が性に合わないと言うワケじゃないけど、やっぱりホテル暮らしは疲れが取れないよ。

 お昼は、たまには桂花ラーメンを、と。
 独身時代に新宿に遊びに来たときから、桂花ラーメンは好きだった。
 巷にあふれるグルメと違って、昔の味がどう、今の味はどう、そんなことは全く分からない。
 今も昔も桂花の味が好きなだけだ。

 仕事を終えて焼き鳥を食べに。
 今日は別に仕事が忙しかったワケじゃないから、無理して飲まなくてもいいんだけど、アズミちゃんの顔が見たかった。
 今日もいなかった。
 店長に「アズミちゃん、どうしたの?」と聞けないワケじゃない。
 聞いて出勤する曜日を知ってもその日に来られないし、最悪の状態を知るのをイヤだし。
 いつも通り、ホントいつも通りにレモンサワーを飲み、タンとナンコツを二本ずつシオで。

 ロマンスカーで帰る。
 帰ったら明日の支度をしないと。
 明日はまた大阪だし、指定席を取らずに自由席に乗ってみようと思う。
 席が空いていなかったら、デッキにでも座るかな。


14日(火) 鶴一

 今朝も新幹線で大阪に向かうのだが、いつもと違うのは指定席を買っていないと言うことだ。
 いつもはエクスプレスカードで予約してからなので、まあ、席は確保されているが定額でしか切符が買えない。
 自由席券を買って指定席で請求すれば500円儲かるが、それを大阪に通い始めにやったら見事に席が無くて名古屋まで座れなかった。
 で、何の因果かつい小田原−新大阪の回数券を買ってしまっていたわけだ。
 大阪出張が終わる前には使わないといけないし。
 七時七分発、30分前に行ってホームに並ぶ。
 一番前に並んで、電車に乗ったら席が一つしか空いてなかった、ふー、よかった。
 あんまり熟睡できずに新大阪に。
 考えてみたら、朝飯食べてなかったよ。

 お昼はカレー、今日は辛さ星二つ、店の表現だと「ダイナマイト」だな。
 食べられない辛さじゃない、ポテトとオニオン、うまいねぇ。

 夕飯はパスして、今日は鶴橋に。
 前回同様な店にしようと思ったけど、きゅうは他グループの人も呼んだので四人だったら、大きな店に。
 鶴橋で一番大きい店、鶴一、何年か前に来たけど、それ以来だ。
 二階に案内されて、テーブルの真ん中にドンと炭入りの七輪をおかれ、焼き肉を焼き出す。
 すっごいけむり、確かに天井から煙を吸っているのだが、全くお構いなしという感じの煙。
 最近はガステーブルで煙を吸い込んでいる店が多い中、モクモクと上がる煙の中で肉を食うのは、かたくなな店の姿勢を感じるな。
 まあ、今日着たスーツは焼き肉の匂いタップリ、明日は着られないな。


15日(水) トートバック

 大阪出張も残り少ないってことで、プリペリカードを使い切らないと。
 地下鉄に乗るスルッと関西が数百円、JRに乗るJスルーも数百円。
 鉄な野郎だったら記念に取っておくのだろうけど、オレは全く不要だし、財布に使えないプリペリカードが一枚あるだけでも気持ち悪い。
 今週は無理でも来週には使い切ってしまわないとな。

 で、鶴見緑地線で大阪ビジネスパークで降りて、ホームに降りたらすらっとしたスーツの女性がいて。
 顔を見てないので何とも言えないけど、膝上10センチはあるミニスカート。
 足がキレイとかそうじゃないとかじゃなくて、大股でカツカツ歩く姿は人目を引くなぁ。
 地下鉄だからエスカレーターで地上に向かっていくんだけど、相当短くないと見たいモノなんて見えない。
 膝上10センチ程度じゃ、見えそうで全然見えないよね、それでも視線は向いてしまうけど。
 で、自然に視線が向いたら、カバンでお尻を押さえているじゃないの。
 なんだオマエ、高校生みたいなことやって、みっともないなぁ。
 見られてイヤなら、そんな短いのはくなよ、エスカレーターじゃなくてエレベータで上れよ。
 せっかくの朝の楽しみが台無しだよ、残念だな。

 で、サブウェイに寄ってターキーブレストを買って、スタンプを二個押してもらって。
 後スタンプは十九個だ、三十六個押してもらった暁のサブウェイグッツはトートバックらしい。
 赤いバックでももらうかな。

 仕事を十時くらいまでして、ホテルに。
 休肝しようと思ったけど、コンビニで野菜サラダ買ってきて、ホテルの自動販売機でチューハイ買って。
 シャワー浴びて身体暖めてから、疲れを溶かした。


16日(木) ストップエラー

 今日は終日、江坂の客先で作業。
 朝飯は自動的にザめしや24に決定して、余裕を見て一時間くらい早くホテルを出る。
 通勤電車の中でヒマなので漫画でも、と思い、駅の売店でモーニングを買うが財布を見たら万札しかない。
 ないものはないのだが、「こんなところで両替しやがって」と思われるのもシャク。
 「スミマセン、細かいのがないんです」とヒトコト断ったけど、店員さんの気持ちは変わらなかっただろうな。

 鶴見緑地線で心斎橋まで行って御堂筋線に乗り換えて江坂まで。
 江坂に行くには千里中央行きに乗らなければならないのだが、新大阪行き(止まり)と交互運転なんだよね。
 予定通り一時間早く着いて店の自動ドアをくぐる。
 「納豆と焼き魚の朝ごはん(350円)」という品名、どうせ納豆定食って略されちゃうんだから始めっから納豆定食でいいのに。
 それにしても店員さんが少ない、お客さんが来てもオーダー待ちしているし、食べ終わった後もお勘定待ちしている。
 それでも通ってきてくれるんだから(オレもその客の一人だけど)、なんとかした方がイイと思うよ。
 仕事がないって世の中では騒いでいるけど、どうみてもこの店なんかは人が足りているようには思えないし、現に「社員募集」の張り紙もある。
 朝早くからだし、時給も低いんだろうけど、まずは働かないことにはどうにもならないと思うけどね。
 ご飯にたまごを混ぜた納豆をかけて、焼き海苔、お新香を箸休めに、味噌汁までしっかり食べました。

 お昼はバイキング形式、つまり、食べ放題のお店に。
 ここは野菜が沢山あっていいんだよね、ほうれん草、タマネギ、ブロッコリー、サニーレタス。
 この店が近くにあれば、毎日通ってしまうんだけどな。
 値段は950円で高いと言えば高いけど、コーヒーも付いているし。

 さてさて、仕事しようとサーバを再起動したら、ギャー、のろわしきストップエラーが。
 なんだなんだ、一体どうしたというんだ・・・・。
 お腹いっぱいで眠気も誘っていたんだけど、いっぺんに吹っ飛んだな。
 とりあえず、F8でWindows2000の回復起動を試みるも、ダメ。
 最後ののぞみはセーフモード、立ち上がらなくなる直前の操作を元に戻して、天に祈る気持ちで再起動。
 立ち上がった。
 その操作は絶対に必要なので、専門部隊と調整して何とかしなくちゃいけない。
 色々と資料を取りまとめていたら、すっごくラーメンが食いたくなった。
 とらさんからのメールを読んでいたら、二郎の文字が。
 大崎さんが「ラーメン二郎」のリンク集を作ってくれていた。
 誰が言い出したかジロリアン、『二郎はラーメンにあらず、二郎という食べ物なり』とまで言わしめたラーメン。
 二郎の系列店では食べたことがあるが、二郎直営店はまだ食べたことがない。
 一度食ってみたい、いや、一度食ったら一度では済まないだろう。

 仕事、何時に終わるかなぁ。
 フー、なんとか九時に終わったよ。
 なんかどこにも寄る気がしなくて、まっすぐ森ノ宮まで。
 駅を出てぐるりと回ると、一度も開いているのを見たことのないラーメン屋がやっているじゃないの。
 どれどれ、それじゃ、チャーシューメン食べてみるか。
 それと、ビールと餃子だな。
 「ビールは大と中がありますが」
 「中でいいです」
 漫画読みながら待っていると、なんか変だ、おりょりょ、ビールが出て来ないじゃないの。
 さっきサイズを確認してもらったような気がするけど、もう一度ビールを頼む。
 「ビールは大と中のどっちでしたっけ」
 「中!!」
 二分前のことをリフレインするんじゃない。
 ガサガサ探して「中はないんですけど」って、探さないと分からないのかよ。
 「じゃ、大でいいです」
 ラーメンが出てきたけど、もう、湯気でてないいし、香りしないし。
 外したよ、だいたい分かっていたけどね。
 寂れた店でも素材にこだわっていなくても、ラーメンが好きでお客さんの喜ぶ顔が好きで、そういう店もある。
 なにもラーメンだけ食べにいっているワケじゃないんだよ、そんなことくらい、客商売していれば分かるでしょ。

 ホテルの一階のコンビニでタバコ買って帰った。


17日(金) 街

 朝起きたら、まあ、目覚まし通りの五時半だった。
 寝ぼけた体を起こすために熱めのシャワーを浴びながら、ちと、考えた。
 このまま東京に行って本社に十時に着いても、十二時には出かけなくちゃならないから時間が中途半端だな。
 九時ぐらいまでもう一度寝て、それからのんびり東京に向かうのも悪くないな。
 でもせっかく起きられたんだから、とりあえず東京に向かうか。
 六時三十六分ひかり、そんなに混んでいないな、グッスリ寝ていこう。

 東京に着く前に起きて、はてどうしたモノかと考えを巡らせ、蒲田辺りの珈琲屋で時間をつぶすことにする。
 蒲田の駅を降りて、ブラブラしてドトールに入ることにした。
 パソコン出してメールチェック、仕事のメールもボチボチ来ているので、のんびり遊んでいられなくなった。
 近所の主婦が結構来ているなぁ、数人でワイワイしている人もいるし一人でタバコを吹かしている人もいる。
 主婦といっても、前から見ても後ろから見てもおばさんなひともいるし、三十歳前半でひょっとしたら独身じゃないかと思うような人もいる。
 こんなところで声掛けても、多分みんな地元なワケだから、一歩も話が進まないだろうなぁ。
 もうちょっとオフィッス街だったら、話は別なんだけどね。

 さてさて昼をどうするか、昨日の勢いだと二郎なんだけど、で、ここは蒲田だから蒲田二郎まで歩いて五分なんだけどな。
 二郎に行ったらニンニクは必須だよね、昼間っからのニンニクはこれから顧客打ち合わせを控えている身としてはさすがにマズイ。
 さっさと諦めて、駅に向かう途中にある中華屋に決めた。
 今日で三回目かな、冷やしツケ麺ってあるジャン、これに半チャーハン付けて、と。
 大きめの真っ白なお皿にそばが八分くらいよそられて、白ネギが細かく刻まれて、そしてワサビ。
 エッ、ワサビ?ふむふむ、これは初めてだな。
 ざるそばとかだと、ネギもワサビもタレに全部入れるんだけど、ラーメンだから半分くらいにしておくか。
 それにワサビってくせ者なんだよね、ちょっとだけでもメチャクチャ効く時もあるし、そのままなめても全然効かないときもあるし。
 タレをようくかき混ぜて、と。
 中々うまいじゃない、メンのコシがいい感じだよね。
 店は半分くらい入っていて、でも昼時にしてこの混み具合ってのはおかしいな。
 店長らしき人、炒め物を作る男性、麺を茹でたり盛りつけしたりする女性、そして客対応の女性。
 お客さんが来ればいらっしゃいませと大声で、帰るときもありがとうございましたと。
 客対応の女性がレジに手を取られていれば代わりにお冷やを出して注文を取る厨房の男性。
 すごくよくやっていると思うんだけど、味にインパクトがないんだよね。
 どこででても食べられる味じゃ、そこそこなわけで、ここでしか食べられない味が必要なんだよね。

 打ち合わせは前回に引き続き奇跡的に早く終わって。
 五時ちょっと過ぎから全員で飲むことにした。
 飲み屋というよりもメシ屋って感じの和食屋の奥座敷に陣取って、まあ、飲むわ話すわ。
 店の閉店が九時だったけど、それでも九時半まで飲んでいた。
 で、まだまだ話したりないとなって、もう一軒行ったわけだ。
 焼鳥屋だけど、日本酒もかなり揃えてある店。
 何年か前に、ここにメーカー系SE会社が二社あって、そのころはお店二はいるのに並んでいたというくらいだったらしい。
 厚焼き卵焼きは、一時間待ちだったそうだ。
 その会社がこの土地を引き上げて、その会社に来ている人も来なくなった。
 単純計算で五千人は来なくなった計算だ、そのウチの数パーセントがこの店に来ていた。
 昔はよかった、とか過去の栄光にすがる歳じゃないけど、街は生き物なんだな。


18日(土) DVD

 ちょっと昨日の夕方から調子が悪い。
 持病の喘息とは違うけど、のどに何かが引っかかっている感じで咳が途切れない。
 ずっとじゃなくてたまに出る、一時間に一回くらい咳き込む。
 飲み物でのどを潤してもあんまり効果無し、飲まないよりもいいけど。
 普通の人の咳は分からないけど、オレの場合は咳き込むと目の前が真っ暗になって気が遠くなりかける。
 こう言うときに下らないミスをすることが多い、普段以上に気を付けないとな。
 明日あたりにかかりつけの病院に行って薬もらってこないとな。

 帰宅して、とりあえず起きているよりも寝ていた方がいいかなと思って横になろうとしたら、「エヘヘ、買っちゃった」と。
 あッ、おい、それ、オレも買おうと思っていたんだよ、あっぶねぇなぁ、買うときにはちゃんと断ってから買えよな。
 ハリーポッターの賢者の石DVD、近くの本屋で売っていたからって、なぁ、おい。
 値段も2980円だから定価通りだな、おまけは無いみたいだけど、特別にハリポタのファンというわけじゃないからいらないし。
 なんでもイメージを壊すから吹き替えは売られていないらしい、字幕スーパー版か。
 明日の夕飯後にでも、家族で見よっと。


19日(日) 地域運動会

 朝起きたらまだ咳が止まらないので病院に言って薬でももらってくるかなと思ったのに「子供を運動会に連れて行ってよ」と冷たいお言葉。
 まあ、咳で死ぬワケじゃないので20分も歩いて学校まで行ったさ。
 ちょうど開会式をやっていて、市会議員のお偉いさんが一席ぶっているな。
 で、準備運動ってことでラジオ体操が始まったんだけど、咳き込んでいて体調が今一なのに自然が身体が動いているし。
 ふと回りを見渡してみると、皆、体操しているじゃないの。
 日本人ってのは、だれでもラジオ体操できるんだな、オレも日本人だしな。

 下の二人の競技が終わったところで、病院に行った。
 かかりつけの病院だけど、土日も午前中だけは開業しているし。
 一時間くらい待って診察、よくわからないけど、咳止め出しておくからと。
 隣の薬局でシロップ状の飲み薬もらったので、まずは一目盛り飲んでみた。
 すっごい苦さを覚悟して、良薬口に苦しだと思って構えて飲んだら、何じゃこりゃチョコの味がするじゃないの。
 もう一口飲んだら、こんどはカカオの味が。
 こんな味じゃ、全然効果がないような気がするよ。

 またまた運動会に歩いて戻ったら、もう、お昼時になってお弁当が配られていた。
 朝、30分くらいちょこっと見ただけなのにお弁当もらってしまって、まあ、食べなければ余ってしまうんだろうから遠慮なく頂いた。
 弁当食べたら、ひっくり返って寝ていた。


20日(月) 青葉

 いやぁ、青葉行ったよ青葉@新宿御苑
 飯田橋店は去年辺り月に一回は行っていたんだけど、最近はとんとご無沙汰していた。
 で、最近、新宿に支店が出来て、行かなくちゃいけないとは思っていたんだけど、ずっと行っていなかった。
 とらさんで住所を調べ、マピオンで場所を調べる。
 歩いて会社から15分って感じかな、どれどれ歩いていって見ますか。
 店の近くになれば行列が道にはみ出しているか、真っ白に真っ赤な青葉の文字が入った暖簾が見られるだろう。
 花園通りをまっすぐ行けばあるはずだけど・・・と、あったあった、暖簾がみれるじゃない、あんまり並んでいないんだ。
 それはそれでいい傾向なワケだ。
 暖簾をくぐると席に着けないで立って並んでいる人が五人いた、こんなのは並んでいるウチに入らないよ。
 10分もしないウチに着席でき、五分もしないウチに特製つけ麺大盛りにありつけた。
 いやぁ、うまないなぁ。
 最高のツケ麺は、個人的に大勝軒@東池袋のあつもりだとは思うけど、最高の次にうまいのが青葉の特製ツケ麺だよね。
 新宿本社勤務の時は、10回に8回は食べにこよっと。

 夜は部下と焼鳥屋に行ったよ。
 一階奥のテーブルが空いていたのでラッキーだったな。
 久しぶりに隣の課長も一緒に読んで、まあ、ああじゃないこうじゃないと。
 ビール、何本飲んだかなぁ。
 飲み終わって、ソバ屋でてんもり(天ぷら付きのもりそば)食べて。
 ロマンスカーで帰宅。


21日(火) 裁縫

 目覚まし、というか携帯電話アラームで五時に起きるのは苦ではなくなった。
 この早起きが夕方になって効いてくるのだが。

 特に事前に予約することなく、小田原駅新幹線発券機の前まで。
 さすがに指定席は空いていないか、グリーン車は間違えなく空いているな。
 迷うことなくグリーン車禁煙を選択して、三十分ほど時間をつぶして。
 いつもは検札の人が回ってくるまでは起きていて、スタンプを押してもらったら寝るんだけど、今日はいきなりグッスリ。
 車掌さんに起こされたよ。

 大阪駅に着いた辺りで、なんかお尻がスースーするなと思っていたら、ズボンが破れていたよ、ビックリ。
 ゲゲ、とりあえずカバンで隠して事務所まで行った。
 こういうときのために何年も前からカバンに忍ばせてあった裁縫道具、ついに役に立つときが来た。
 トイレに籠もってズボンを脱いでみると、結構破れている。
 なんで破れたんだろう、はじめっから破れていたのかな、今となっては全く分からない。
 さすがに当て布はないのでそのまま繋げるように縫っておいた。
 もう、何年も針なんて持ったこと無いけど、ちゃんと体が覚えているんだなぁ、一応縫えたよ。

 暇な会議の間に、人類は月に行っていない、というサイトをじっくり読んでしまった。
 一時テレビでも取り上げられたらしいけど、女房はその番組を見て「やっぱり行っていなかったんだ」と信じ込んでいた。
 最後のまとめに書いてあるけど、月着陸の撮影をねつ造するとなると、それに関するデータを全てねつ造しなくちゃいけないでしょ、と。
 まあ、信じる信じないは個人の勝手かも知れないけど、ね。
 月に行っていないと言う人たちは、持ち帰った石とか、どうやってねつ造したと思っているんだろうな。

 夜は同僚と京橋の丸長という焼き肉や。
 京橋駅を降りて飲屋街の入り口を右に線路沿いに行くと、そこに立ち飲みとピンクサロンが交互に並んでいる。
 九時半の今、全く客のいない店、まだまだ満席の店、いったいどこがちがうんだろうな。
 ちらちらと店内を覗いて、だれもいない店は避けて、カウンター奥にテレビのある焼き肉屋にした。
 カウンターだけの十席、焼き肉はまあ大したモノはないというか、上ロースとか上タンがなくてどれも五百円〜七百円のモノばかり。
 サンチェ(肉を包む葉野菜)が欲しかったのだが、キャベツ食べ放題だったのそれでヨシとする。
 大阪の店はキャベツ食べ放題が多いけど、なぜか芯の回りの白い部分だけなんだろ、青い葉っぱに近い部分も食べたいなぁ。
 生ビールと、何杯飲んでも酔わないサワーを飲んで、じっと野球ニュースの時間まで待って。
 二十三時過ぎに退散。


22日(水) 咳

 なんかまた咳が止まらなくなってきた。
 ずっと咳が出ているわけじゃなくて、なんというか、たまに咳き込むんだけど、それがたまたま電話の最中だったりしたらとても困るわけで。
 アレルギー体質な身体ゆえ、その辺の店で勝手に咳止め買ってきて飲むわけにはいかないし。
 新しい薬を飲むときは、先ずは健康体の時で会社を休んでも大丈夫なときに飲んでみて何でもないことを確認して。
 それからなワケだ。
 それが出来ない場合は、まあ、ガマンだな。
 身体の血糖値を上げて乗り切るしかないし、血糖値を上げるには食事を多めに取るしかないし。

 こういう日に限って朝はカロリー低めのざるそば食べちゃうし、だってざるそば食べたかったんだもの。
 一応天ぷら、いや、大阪流に言えばかき揚げをつけたけどね。
 ちょろっと準備して現場に、二十九階の空気の薄い現場だ。
 サーバの電源がうまく入らないので修理に部品交換したんだけど、やっぱりダメ。
 また来週やらないといけないなぁ。
 仕事がおしてしまってビルを出るのが一時を過ぎてしまった。
 仕方ないので、回転寿司かな。
 以前行ったことのあるひかり寿司、今日はガラガラだったよ。
 前回来たときにも食べた塩カルビは今日もあって、おいしかったので二つも食べちゃったよ。
 百円均一回転寿司、ちょうど身の丈って感じだな。

 仕事終えたのが十時近く、十分電車で帰れるがタクシーだな。
 事務所の前から乗って、しばらくしてなにげに助手席を覗いたら、「空車」のままだ。
 運転手だって人間だ、忘れることだってあるだろ、でも、客に指摘はされたくないだろう。
 半分くらい乗ったところで信号待ちして、何気なく実車ボタンを押していた、なぜか押し慣れているように見えたのは気のせいかな。
 基本料金の六六〇円だったから、二百円くらい安くすんだな。

 コンビニで漫画を買って、馴染みの焼き肉屋に。
 牛タン、生キモ、サンチェ、頼んだのはそれだけ。
 神の河の水割りセット、キムチ、豆モヤしはサービスだな。
 ゆっくりとかみしめながら肉を食べて、明日には咳が治るようにと。


23日(木) 食彩屋

 朝、彼女から電話があって「ゴホンと言えば龍角散」とか言われて、おおそうだ龍角散は動作確認、じゃなくて問題のないことを確認しているのであとで買いに行こうかな。
 とりあえず朝はサブウェイでサンドイッチ(ターキーブレスト)だぜ、スタンプはあと15個。

 お昼に食事がてら薬を探しに駅前に。
 ダイエーの中の薬屋さんでは大型タイプしかなかったので、とりあえず保留にして他の店を探す。
 マツキヨとか大阪にはないんだなぁ、京橋にないだけかな。
 ブラブラさがしていたら、四川ラーメンという大きいテント地が目に入った、先にメシ食うか。
 L字カウンターで長い辺に男女の組(恋人同士には見えなかったけど)が一組だけ。
 短い辺に一人で座って、ネギ四川ラーメンと餃子を。
 屋号は四川ラーメンだけど醤油ラーメンもメニュにあるな、次に来た時に食べてみるかな。
 ラーメンは短い細麺でトンコツラーメン用としか思えないが、この細麺が実にスープによく合う。
 四川と言ってもそんなにビックリするほど辛くなく、どっちかと言えば「魔法の唐辛子(と書いてある)」をかけないと薄味なくらいだ。
 餃子はラーメンを半分くらい食べたところで出てきたが、小さいし、特にどこがどうと言うことはない。
 メニュには「お手製!餃子」ってあるけど、餃子を機械で作っている店の方が少ないし、お手製だからと言ってうまいワケじゃない。

 仕事が終わったのが21時過ぎで、大体昨日と同じ時間。
 気持ちは十分にタクシーだったんだけど、スルッとKANSAIがまだ相当度数残っているので、地下鉄で帰ることに。
 森ノ宮について、さて、どこかに寄ろうかなと思ったんだけど、なかなかそそられる店がない。
 時間は十時十分前、十一時閉店だと飲みだして三十分もしないウチにラストオーダーになってしまう。
 ブラブラ探しているウチにホテルまで着いてしまった。
 このままじゃ、いつもの焼き肉屋だし、今日は焼き肉食べたい気分じゃないし。
 ホテルを過ぎて道を渡ったところに「食彩 笑屋」というカンバンが見えたので、まあ、この際、ここでもいいやと。
 時間を聞いたら十二時までと、いいじゃない。
 L字の短い辺がぐるりと回り込んで、どっちかというとJ字のカウンターに、男女二人連れが三組。
 食事してこれからお楽しみ、って感じじゃないな。
 このあたりにラブホテルはかけらもないからな、まあ、タクシー拾ってワンメーター払う気になれば、いくらでもあるんだろうけど。
 先ずは生ビール頼んで、ゆっくりとお品書きを。
 「鯨のさえずり」「合鴨の塩焼き」「ナンコツの唐揚げ」、どれも歯ごたえ十分でとてもうまかった。
 これで店員にそこそこの女性でもいれば、焼き肉屋ほったらかしてこっちに乗り換えるんだけどな。
 何から何まで注文通りの理想的な店なんて、中々見つからないな。


24日(金) ロマンスカー

 新幹線の回数券を安く買おうと思ってフロントに訪ねるも「ちょっと切らしていまして」と。
 おいおい、切らしているはないだろう。
 正規料金で言ったら二千円損する、っていうか懐に入らないでしょ。
 同じ懐に入らないんだったら、と、グリーン車の回数券を買った。
 それでも、のぞみよりも安いからな。
 朝飯を新大阪駅構内の立ち食いソバ屋で。
 かき揚げそばがなかったので、肉うどんにしたけど、肉が結構甘くておいしい。
 大した肉じゃないんだろうけどね、調理がいいのか、オレの舌と合っているのか。
 お肉だけお代わり、は、出来ないんだろうな。

 グリーン車に乗ってうつらうつら。
 会社から電話が入って、パソコン開けて資料作って、メール送ったよ。

 本社に着いて、今日も青葉@新宿御苑にいくぞ。
 今日は特製中華そばにした、特製か普通しかないし、違いは味付き玉子とチャーシューの枚数、ってことかな。
 それにしてもあんまり混んでいないね、オレが食べ出した頃には空き席もあるよ。
 食べ終わって回りをぐるりと散歩してみたけど、ソバ屋もラーメン屋も何軒かあるな。
 そういうなかで、六百五十円のラーメンは高いと思われても仕方ないな。

 今日は新人の配属前の紹介があってね、ウチの部にもルーキーが三人来たわけだ
 まあ、その姿勢は真剣そのものだな、でも、一年もすればすっかり影を潜めてしまうわけだな。
 十六年もすれば会議中に日記も書くようになるって、ね。

 ロマンスカーで帰ろうと思って予約しようとしたら、十八時、十八時半、十九時、全て満席だ。
 それじゃ十九時半ってことで、それまでの時間、焼鳥屋でつぶすか。
 ゲンに電話して、久しぶりに顔を見る。
 焼鳥屋、意に反して一階は満席、裏から回って二階に、二階はガラガラ。
 三十分もすると二階も満席だ、華の金曜日に焼鳥屋もないだろうに。

 月に一度くらいのロマンスカー、新幹線よりもはるかにリクライニングしない座席。
 まあ、こちとら全然乗っても一時間だからな、比べる方がおかしいかな。


25日(土) 子供二人と留守番

 長女のバレーの合宿で女房も車出しで出かけていった。
 千葉県まで公立のバレー部で合宿に行くかな、ま、子供の教育的には助かるけどね。
 お金もかかるし、親の負担もあるけど、色々な経験が出来るのはとてもいいことだよ。

 で、下の子二人と、まずは犬の散歩に。
 散歩から帰ってきて海老名にでも遊びに行くかな。
 バスで駅まで行って、駅から電車で。
 子供は一番先頭でじっと景色を見ているし。
 海老名に着いたら、前と同じ回転すしに行ってまず腹ごしなえして。
 そこらをブラブラして、時間になって戻ってきた。
 ピアノのお稽古の時間だ、一人30分だから二人で一時間。
 その間に、スーパーに行ってカレーの具を買ってきた。
 夕食は冷やしうどん、今日は大変よくできた、子供がお代わりしながらあっという間に食べ終わった。
 今日のカレーは、ジャガイモ、タマネギ、ブロッコリー、ニンジン、ナス、トマト、そして豚肉。
 いつもと違うカレールーだったから、ちょっと味が違うけど、テレビを見終わってから食べてくれた。
 明日はこれで十分だ。


26日(日) 修理に三週間

 朝起きたら一番下の子がぐずぐず言っている。
 一日中ママが帰ってくるのを待っているから、どこにも出かけない、と。
 生意気言っていてもまだまだ小さいんだなぁ、すこし放っておくか。
 子供達に昨日作ったカレーと食べさせ、テレビを見させておいて一人で犬の散歩に行く。
 何回も犬の散歩に行くけど、散歩に行くたびに犬のリードを付け替えるわけだがその度に思ってしまう。
 この犬はバカだな、と。
 ワンワン吠え立てて「散歩に連れて行け」と主張するのは極めて正しい。
 じゃあとリードを付け替えようとそばに行くとますます喜んで飛びかかってきて、ちっともリードが付け替えられない。
 それじゃいつまでたっても散歩に行けないでしょ、少しは静かに出来ないのかな。
 なんとかかんとかなだめすかして連れて行くのだが、リードを付け替えた瞬間にモーダッシュだからね。

 一時間ほどして戻ってくると、二人ともカバンを肩から下げて「パパ、何時に行くの」と、子供は切替早いねぇ。
 ちゃっちゃとバスの時刻表をネットで調べて、携帯からロマンスカー予約して。
 今日は箱根の彫刻の森美術館に行くことにした。
 ロマンスカーで小田原まで行って、小田原から箱根登山鉄道で箱根湯本まで、箱根湯本から同じ箱根登山鉄道で、時間にして二時間、値段にして九百二十円。
 簡単で近いように見えて結構遠いなぁ。

 全然混んでいないよね、まあ、大騒ぎするようなところでもないんだけど。
 電車の中からあれこれと写真パチパチしていたんだけど、美術館に着いてちょっと撮っていたら「ギギィー」とギヤが砂を噛むような音。
 ありゃりゃ、どうなってんの、レンズが引っ込まなくなっちゃったよ。
 デジカメ、壊れたな。
 修理出さないとなぁ、いやぁ参った。
 帰りに待ち受けていたようにお土産屋があって、お土産を自動的に買って。
 子供達は帰りの電車でうつらうつらしているな。

 予定より一時間くらいおそく女房が帰ってきて、すぐにカメラを修理に出しに行った。
 なんとか保証書を探して持っていったのだが、修理代はかからないようだが直るのに三週間程度かかると。
 「それって、直さずに買えってことですよね」と皮肉の一つもでるよ。
 でもまあ、買ってから一年だからな、いくらなんでも早すぎるよ。
 三年も使えば買い換えてもいいけどね。


27日(月) 朝モノ食う人

 五時に起きて駅に向かう。
 先週も食べたけど、駅のあるなか卯でざるうどん+ミニ牛丼のセット六百十円。
 オレは朝からガッチリ食べないと一日やる気が出ないタイプ、というか、午前中から三時頃までに猛烈に仕事を片づけて、そしたら遊びを考える性格だからな。
 朝、ぐずぐず起きなくてぎりぎりに会社に来て、当然何も食べなくて午前中はダラダラ過ごし、午後くらいから仕事して夜遅くまで頑張って「こんなに頑張っているのに」といかいう人間ではない。
 まあ、どっちがいいとは言わないけれどね。

 ホテルに十九時頃にチェックインして、なんとなくプロ野球を見て。
 まあ、解説がうるさいしノンビリなスポーツなので、ピッチャーが投げて打って、走る一分くらい盛り上がるだけだし。
 それでも何とはなしに見てしまうな。
 二十二時ごろになったので、ちょっと飲みにいこうかと、先週いった笑屋。
 今日も鯨のさえずり、それと野菜サラダ、生ビールを。
 飲み屋ではあまり食べないので、このくらいの量が一番いいかな。
 カウンターしかない店なので、自然と店員と客とが仲良くなるかと思いきや、屋号に反して静かな店員。
 テレビがなくてクラシックの有線が流れていて。
 それにしても、咳が止まらないな。


28日(火) 風邪

 朝、起きたらなんだか肌寒い。
 しまったクーラーかけっぱなしで寝てしまったか、とスイッチを見てみたけどスイッチは入っていない。
 なんだ、単純に今日は寒いだけかと、そのまま会社に向かった。

 今朝は京橋駅環状線内回りホームで、シイタケ冷やし細うどんを。
 かき揚げを追加注文したら「売り切れた」と、おいおい、朝っぱらから売り切れってことはいつもは昨日のウチに作ってあるのかい。
 ま、あきらめて、しいたけだけだ。
 作るのを見てると、水で冷やした細うどんにドボドボとタレをかけてしまって、ざるそば並みに半分くらいのタレがいいんだけどね。

 会社に着くと、どう考えても熱がある。
 計ってはいないが三十八度くらいかも。
 熱を計っても熱が下がったり風邪が治ったりするわけじゃないので滅多に計らない主義。
 午前中はずっと打ち合わせだったので、半分寝ていたけど、どんどん熱が上がる感じ。
 お昼をテキトーに食べ(何食べたか覚えてない)、午後は午後で違う打ち合わせをしたんだけど、またまたカチンと来るような発言されて、こっちも切れちゃって(普段はそんなことないのに)、「わかったよ、やればいいんでしょ、やれば」と、非常に不愉快。
 そのうち合わせが終わって、また、違う打ち合わせをしたんだけど、どうにもフラフラしてきてしまって、ホテルに帰れるだけの体力があるウチに帰ることにした。

 いやぁ、風邪らしい風邪は久しぶりにひいたなぁ。
 普通だったら家で寝ているところなんだけど、出張先だとホテルに戻るしかないよねぇ。
 まあ、一人暮らしの人は誰でもそうなんだろうけど、一人で早い時間からホテルで寝るというのは、まあ、寂しいモノだなぁ。
 ホテルに着いたのが十六時頃、コンビニで冷えぴた(熱冷ましシート)買ってきて、おでこに貼って布団に入った。
 グッスリ寝てしまって、起きたのが九時過ぎ、猛烈に腹が減っていたので、頑張って着替えてコンビニでサンドイッチとおにぎりを買ってきて。
 また寝た。


29日(水) 風邪2

 朝はかなりスッキリしていたので、ひょっとしたらと思ったけど、まあ、寝起きはたいてい調子がいいからな。
 駅へ歩いていき、乗って、京橋駅ホーム内信州ソバの券売機の前で、さて、どうしたモノかと。
 いつもだったら冷やし系かざるそば系なんだけど、冷たいモノは体によくないかなと思って「肉そば」にした。
 肉もネギも多くて、普段だったら「いやぁ〜、今日はツイテいるなぁ」って大喜びなんだけど、今日はぐったり、食べきれないかも知れない、と。
 ゆっくり、普段の倍くらい時間をかけて食べる。
 そばと具は全部食べたけど、汁は全部残してしまった。

 午前中はクリスタルタワービル29階で、立ち会い。
 ボケッとしていればよかったから、楽だった。
 お昼はサブウェイでスタンプをもらいに。

 夕方からちょっとしたトラブルに巻き込まれて、お先真っ暗な状態に。
 なんでもなければ、日付が変わるまでくらいやるところだけど、今日は出来ない。
 出来ないのに、日頃大変お世話になっている人から「ちょっと、食事しません?」って誘われて、断り切れずに。
 寿司くったよ、京橋東商店街の京すしで。
 生ビールも飲んだけど、全く味がしない、味がしないと言うことはマズイと言うことだ。
 一時間半以上かけて、中ジョッキを空けた、ああ、体調悪いのに残すことが出来ない貧乏性。
 フラフラになってタクシーでホテルに向かい、ともかく、横になった。
 熱冷まシート、おでこに貼って、ね。


30日(木) サンゲタン

 朝はサブウェイ。
 ウェインディーズと同じくらい、サラダが多いサンドイッチだと思う。
 肉は肉のまま食べたいが、基本的には菜食主義なんだな、野菜とか果物の方がずっとおいしいと思うし。
 子供達には、野菜には野菜のおいしさ、肉には肉のおいしさ、魚は魚の、を教えていきたい。
 もうすぐ大阪出張も終わる、もっともっと子供と遊ばなければ。

 昼は社食。
 体調が悪いときは、利便性もよく、野菜も多く取れる社食が一番。
 ただまあ、味付けがいまいちというか、切磋琢磨していないといおうか、何回食べてもおいしいとは思わないというか、何回か食べると飽きてしまう味というか。
 こういうところで味と引き替えにお金を節約し、家族を養うのは世のお父さん方は立派だと思う。
 立派だとは思うが、子供に対して「おいしいモノとはこういうことだ」とか「世の中には色々なモノがあるんだ」とかを教えとしたい私としては、馴染めない。
 オレが子供に残すのは、お金とか家とか土地とかそういう目に見えるモノじゃなくて、心に染みこむ世の中の渡り方だな。
 まあ、お金があれば、なんとでもなるというのは、当たり前のことだが。

 体調が今一なので。
 いつもの焼き肉屋に行って、暖簾をくぐったらテーブルが一つしか空いていなくて、こんなことがあるんだ、って。
 席についたらママさんがボトルを出そうとしたので、「イヤ、今日はビールでいいです」と制した。
 網に油を引いてガスを付けようとしたところを、「今日は焼き物はちょっと」と断って。
 ユッケトロロとサンゲタンを。
 ユッケ、つまり生肉を細切りにしてとろろの上に乗せ、卵の黄身だけを添えて。
 メチャクチャ栄養価高そう。
 サンゲタン、何度食べてもうまい、小皿に乗ったシオこしょうは全部かけて。
 モーニングを夜読みながら、阪神が今日も逆転するのを見ながら

 九時には横になった。


31日(金) ワールドカップ開幕

 ついに開幕だ、職場ではあまり関心がなく「えっ、今日、開幕なの?」といった人も多いし。
 四年に一度のサッカーのお祭りだ、出来るだけ見るぞ。

 仕事をとっとと終えて、缶チューハイのロングを二本、焼き鳥を10本くらい買い込んで、ホテルへ。
 そのまま帰宅できる新幹線は沢山あるが、途中で開幕してしまうからな。
 むむ、なにやらフランスが押され気味だ、ジダンがいないからなのか、いてもそうなのか。
 オレはいつでも弱い方の味方、セネガル頑張れ、おっしゃぁシュート入った。
 そのまま、フランスが負けた、まさか負けるとは思っていなかったが、勝負とは強い方が勝つワケじゃないからな。
 早く日本、やらないかなぁ。


前月へ 戻る 次月へ