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しずちゃん、世界の壁痛感 力の差歴然…

 インドネシアの強豪選手とスパーリングを行ったしずちゃん=インドネシア・ジャカルタ
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 インドネシアの強豪選手とスパーリングを行ったしずちゃん=インドネシア・ジャカルタ

 女子ボクシングミドル級でロンドン五輪出場を目指す、南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代(32)が、3日から7日まで滞在していたインドネシア・ジャカルタで、世界選手権8強入りの実績を持つ韓国のソン・スヨン選手(19)とスパーリングを行っていたことが9日、わかった。五輪と同じ2分4ラウンドで、結果は自らも認める“完敗”。世界的強豪に力の差を見せつけられた上に体調も崩し、過酷な海外武者修行第2弾となった。

  ◇  ◇

 “世界”という壁の高さを、しずちゃんが身をもって痛感した。

 ソン・スヨン選手とは4日に対戦。6月の全韓国選手権ミドル級を制し、世界選手権で8強入りの経験も持つ強豪だ。必死にパンチを繰り出すも、余裕でさばかれ「振り回されてしまいました」と完敗を認めた。

 ソン選手とは6月の韓国遠征の際に対戦する予定だったが、事情により流れていた。

 貴重な機会に気合十分で臨んだが力の差は歴然。試合後にはソン選手から「ジャブはうまかったけど、他はまだまだ」と一蹴された。しずちゃんは「正直、悔しい。8月の日韓合宿でまたお会いすることになると思うので、レベルアップしたい」と雪辱を誓った。

 来年5月の世界選手権で8強入りすれば、ロンドン五輪の出場が内定。ソン選手はまさに“五輪圏内”のライバルだ。しずちゃんは「世界ベスト8のレベルを知ることができたのは大きい。目標が見えました」と屈辱をバネにはい上がる気力は十分だ。

 インドネシア滞在中にはソン選手以外にも、同国の強豪2選手とスパーをこなし、こちらは互角以上の結果を残した。だが、最終日の7日、モンゴルの選手とスパーを行った際は体調不良のためストップ。現地の病院で点滴治療を受けた。

 連日のスパーに加え、大会に出場していた日本選手団との練習など、疲労が蓄積したのが原因で、数時間休養してそのまま帰国した。

 海外での体調管理の難しさも思い知ったしずちゃんは「いろんな経験ができて良かった。これからはどんな場所でもしっかり体調を整えたい」と厳しい表情。夢舞台へ向けて、苦くも貴重なインドネシア遠征となった。

(2011年7月10日)

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