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新井、特打!4番奪回へ志願のおかわり

 室内練習場で黙々と打ち込む新井貴(撮影・山崎 竜)
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 室内練習場で黙々と打ち込む新井貴(撮影・山崎 竜)

 志願のおかわりだ!阪神・新井貴浩内野手(34)が8日、秋田こまちスタジアムで行われた全体練習に参加。真弓監督以下、4首脳陣が見守る中、野手陣で唯一、居残り特打を志願し、4番再昇格への思いを行動で示した。前日の中日戦で6番に降格したが、シーズンを4番で全うする誓いを立て開幕を迎えただけに、期する思いは人一倍。1試合でも早く「定位置」を取り戻す。

  ◇  ◇

 小雨降る秋田こまちスタジアムで燕ナインがウオーミングアップを開始した。午後4時5分。馬場チーフマネジャーがヤクルト側に電話を入れた。「申し訳ありません。終了時間がずれこみまして…」。球場使用は二部構成。午後4時、ヤクルト練習開始。予定欄には、そう書かれてあった。

 延滞使用の主は新井だった。「まだ打つのか?」。真弓監督が、打撃練習で使用していた室内練習場に向かう新井に問い掛けた。チームは既に通常メニューを消化。もちろん新井も打ち終えていた。柴田、小宮山、上本ら最終組の練習も終わり、帰り支度を整えていたところ。それでも新井は「打ちます」とケージをくぐり、水落打撃投手の球を約12分間、黙々と打ち込んだ。

 傍らで真弓監督、木戸ヘッド、和田、片岡両打撃コーチが主砲の打撃にジッと目を凝らした。それまで撮影が許可されていたカメラマンも完全シャットアウト。わずかなすき間からうかがえた空間には、緊張感すら漂った。

 「練習です。練習をしっかりするしかない」。4時15分。チームの最後尾で球場を出た新井の表情は硬かった。前日の中日戦で今季初めて4番を外れた。打撃不振による降格。「楽に打たせようということになった。監督の配慮」。前夜、和田コーチが新井の配置転換の理由を説明した。

 気分転換の意味も込められたが、新井は降格の6番で5打数無安打。代役で4番を務めたマートンが決勝点に絡む殊勲打を放つなど、2安打で存在感を示した。皮肉なことに、改造オーダーが奏功する格好に…。新井に期する思いがあって当然だ。

 「また明日決めます」。和田コーチは9日ヤクルト戦のオーダーについて明言を避けた。指揮官も「試合で兆しが出てこないと…」と4番復帰の条件を課した。

 「去年は金本さんの代役で4番を打ったけど、今年は違う。責任を背負って1年間を全うしたい」。開幕前の決意表明は61試合目にして早々と崩れた。3戦13打数無安打と沈んだ名古屋から心機一転、秋田入り。新井は打撃練習の“おかわり”を志願するなど、再昇格への意気込みを見せた。

 スタッフ、裏方、金本ら主力を除く居残っていたナインが、ベンチ裏など球場のあちこちで主砲の特打終了を待って、1台のバスに乗り込んだ。少しくらい待ちぼうけをくらってもいい。チームもファンも、新井の4番復帰を心待ちにしている。

(2011年7月9日)

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