県教委は8日、世羅町立中学校の男性教諭(53)と尾道市立小学校の男性教諭(58)をそれぞれ戒告の懲戒処分とした。
世羅町の教諭は1月28日、体育の授業で反復横跳びの説明をしていたとき、1年生の男子生徒3人が大声で話していたのを注意したが無視されたのに腹を立て、1人の頭部を右足で1回蹴った。生徒にけがはなかった。この教諭は06年に別の中学校で、09年と10年には現在と同じ中学校で、それぞれ体罰をしたとして厳重注意と戒告処分を受けている。
尾道市の教諭は4月8日、通勤のため同市内で乗用車を運転中、対向車と接触事故を起こしたが現場を立ち去り、同11日に県警に事情聴取された。相手の女性にけがはなく、示談が成立したため刑事処分はなかった。【星大樹】
毎日新聞 2011年7月9日 地方版