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サンキュー(福井)を完全子会社化 エディオン、全株式を取得
(2011年5月13日午前7時16分)
家電量販店チェーン業界大手のエディオン(本社大阪市)は12日までに、連結子会社で本県を中心に家電量販店100満ボルトを展開するサンキュー(本社福井県福井市新保町、柴田清一郎代表)を完全子会社化すると決めた。現在サンキューの株式を約4割保有しているが10月1日に全株取得する。
完全子会社化により、本社機能の統合などで経営を効率化し、エディオングループとして事業内容や収益力の拡大を図る。
両社は2007年2月に資本・業務提携で基本合意し、同6月にエディオンがサンキューの普通株式の4割を取得して連結子会社とした。
今後はエディオンが、時計貴金属等販売のタカシマ(福井市順化2丁目)と経営コンサルタント業のエスエス(福井市志津が丘3丁目)が持つ15%ずつのサンキュー株と、従業員をはじめとする約300人の株主が保有する残り30%の株を追加取得する。株式譲渡契約締結は9月30日、株式譲渡は10月1日の予定。
サンキューの村瀬志信副社長は「(完全子会社後も)当面は100満ボルトとして店舗営業を続け、従業員の雇用も継続する。役員人事は未定」と話している。エディオンによると「ポイントカードなどの統合は未定」としている。
サンキューは北陸を中心に北海道、関東、九州地方などに100満ボルト35店舗を展開している。
エディオンは02年、家電量販店チェーンデオデオ(広島県廿日市市)とエイデン(名古屋市)が共同で持ち株会社として設立。全国でグループ1100店舗超に拡大している。11年3月期のグループ売上高は9010億1千万円。