2011年07月09日

「私はお墓にひなんします ごめんなさい」。

福島県の積算放射線量(4)

 「私はお墓にひなんします ごめんなさい」。

 93歳の老女を自殺に追いやった政府の責任

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 「私はお墓にひなんします ごめんなさい」…緊急時避難準備区域に住む93歳の女性自殺・南相馬市

 福島県南相馬市の緊急時避難準備区域に住む93歳の女性が6月下旬、こう書き残し、自宅で自ら命を絶った。
東京電力福島第1原発事故のために一時は家族や故郷と離れて暮らすことになり、原発事故の収束を悲観したすえのことだった。

 遺書には「老人は(避難の)あしでまといになる」ともあった。
(略)
 4月後半、女性は体調を崩して2週間入院。退院後も「家に帰りたい」と繰り返し、5月3日、南相馬の自宅に戻った。

 群馬に避難している長男にたびたび電話しては「早く帰ってこお(来い)」と寂しさを訴えていたという。
長男たちが自宅に戻ったのは6月6日。到着は深夜だったが、起きていて玄関先でうれしそうに出迎えた。

 だが緊急時避難準備区域は、原発事故が再び深刻化すればすぐ逃げなければならない。長男夫婦が「また避難するかもしれない。今度は一緒に行こう」と言うと、女性は言葉少なだった。「今振り返れば、思い詰めていたのかもしれない」と長男は話す。

 住み慣れた家で、一家そろっての生活に戻った約2週間後の22日。女性が庭で首をつっているのを妻が見つけ、長男が助け起こしたが手遅れだった。…

 自宅から4通の遺書が見つかった。 家族、先祖、近所の親しい人に宛て、市販の便箋にボールペンで書かれていた。家族には「毎日原発のことばかりでいきたここちしません」。

 先立った両親には「こんなことをして子供達や孫達、しんるいのはじさらしとおもいますが いまの世の中でわ(は)しかたない」とわびていた。

 奥の間に置かれた女性の遺影は穏やかに笑っている。近所の人たちが毎日のように訪ねてきて手を合わせる。「長寿をお祝いされるようなおばあちゃんが、なぜこんな目に遭わなければならないのですか……」。
遺書の宛名に名前のあった知人が声を詰まらせた。

 葬儀で読経した曹洞宗岩屋(がんおく)寺前住職、星見全英さん(74)は「避難先で朝目覚め、天井が違うだけで落ち込む人もいる。高齢者にとって避難がどれほどつらいか」と心中を察する。

 取材の最後、長男夫婦が記者に言った。「おばあちゃんが自ら命を絶った意味を、しっかりと伝えてください」

http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110709k0000m040149000c.html

 >家族には「毎日原発のことばかりでいきたここちしません」。

 良く福島県の人たちは耐えていると思います。松本龍みたいな人間が福島でもあのような横柄な態度で話をしたら、五体満足では帰れなかったと思います。もう、ギリギリの所にまで皆さん追い詰められています。

 本当に生きた心地がしないと言うのは本音でしょう。

 もう少しこの国の指導者がマトモであったら、この93歳の老女も自ら命を絶って死ぬことはなかったと思います。政治によって見捨てられているというのが現在の福島県の現状だと思います。

 >「おばあちゃんが自ら命を絶った意味を、しっかりと伝えてください」

 仮にマスコミがしっかり伝えたところで、それを汲み取って政治が解決するという体制が、今の民主党政権にはありません。民主党政権というのは、そのようなシステムを全て破壊してしまったと言っても過言ではありません。

 民主党政権は現在苦境に立たされている原発被害者に対して、一体何をしているのでしょう。何もしていないのと同じです。辻元清美などはボランティア団体の総指揮を執っているとされていますが、カネだけ左翼団体にばらまいていますが、その左翼系団体の姿など見たことがありません。

 東京電力にしても一生懸命やっているとは思いますが、どうも初歩的なミスが目立ちます。やれバルブのつけ方が間違えただとか、弁を逆につけたとか、何かちぐはぐなことばかりしています。人為的なミスが目立つと言うことは、それだけ入念な準備が行われていないと言うことでしょう。

 政治のゴタゴタがこのような作業の遅れに悪影響を与えているのではないでしょうか。

 収束に向けて全力投入しても、菅直人は次々に原発を停止させるような事ばかり打ち出しています。これでは電力会社で原子力に携わっている人達の士気が上がらないのは当たり前です。

 >「こんなことをして子供達や孫達、しんるいのはじさらしとおもいますが いまの世の中でわ(は)しかたない」とわびていた。

 菅直人は「恥の文化」などと言っていますが、本当に恥ということが理解出来ているのか?現在の日本では一番恥の概念を持ち合わせていない人物のようにしか私の目には映らない。

 「原発災害被害者の会」へも放射能の汚染状況を調べて欲しいとする訴えが非常に大きくなってきております。

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 写真でもかすかに見えますが、私のリンゴ農園や水田は0,58マイクロシーベルトという比較的低い数字でした。いくぶんは落ち着きを取り戻してきているように感じますが、今後も注意深く見守って行きたいと思います。

 原発災害被害者の会への相談はこちらへ

 genpatusaigai@gmail.com

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Posted by the_radical_right at 21:18│Comments(2)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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この記事へのコメント
5
20ミリシーベルトは完全に安全ですし、長崎の被爆者の追跡調査では500ミリシーベルトまでは、死亡率もがん発生率も被曝量ゼロより低いです。

基準は、500ミリシーベルトまで引き上げて、福島県民全員を自分の家に今すぐ戻すべきです。
Posted by coffee at 2011年07月09日 21:46
収束の見通しがたたない原発の事を考えると

福島県民の棘の道は続くのでしょうね・・・

我慢が爆発したら内乱が起きますよ。
Posted by まきまき at 2011年07月09日 21:48

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