小さな会社は「1通の感謝コミ」で儲けなさい (2) 
中経出版 竹田陽一
・ 特に、お客の絶対量が不足している業歴10年未満の会社や、もともと経営基盤が弱い会社が多い従業員
  30人以下の小企業にあってはお客と出会いがあるたびに、感謝のメッセージを伝える「感謝コミ」の実行率
  を一段と高めるべきです。こうすればたとえ経営力が弱かったとしても、お客の指示によって不景気の荒波
  に飲まれずにすみます。

・ 感謝コミを実行する9つの解決策
  @社長自身が「自分の会社の経営規模は小さいが、感謝コミをしっかりと実行し、お客の評判で地元ナン
   バーワンを目指すのだ」という強い決心をする。
  Aお礼のFAXを入れたりお礼のはがきを出す「感謝コミ」がいかに大事であるか、その内容を従業員に
   説明する。
  Bどういうときに感謝コミを出すか、感謝コミを出すときの「項目」をはっきり決める。
  C5分以内で書ける、FAX用紙やはがきを準備する。
  Dモデルの文章を用意する。
  E実行すべき人の、教育と訓練を実行する。
  F習慣として定着するまで、適度な強制力を加える
  G各人がどれぐらい実行しているか、結果をチェックする。
  H実際にどれぐらい成果が出ているか、成果を測定する。

・ 社内に感謝コミの実行を定着させるには、繰り返し繰り返し、何回も何回も、しつこいぐらい言い続けなけれ
  ばなりません
     
・ どういうときに「感謝コミを出すか」その項目一つ一つについて、モデルの文章を書いておくのです。もちろん
  モデル文以外に、そのときの状況を思い出して一行か二行をつけ加えるとモデル文がとても生きてきます。

・ 「感謝コミ」モデル文の書き方 
  @時候のあいさつは原則として省略する。
  Aお客をさりげなくほめる
  B売り込みの文章は書かない
   感謝のはがきや電子メールと、売り込みをするときのはがきや電子メールは別々にすべきなのです。

・ あなたの会社の業種や客層に合わせた「イラスト」を入れ、「書きやすいFAX用紙や書きやすいはがき」が
  完成し、さらに、どういうときに感謝コミを出すかを決めた20〜25項目に対応した「モデルの文章」も完成
  すれば、このあとは従業員の教育と訓練が必要になります。

・ 業種によっては朝の30分から夕方帰る前の30分を「感謝コミの時間」とし、この時間に書いてもらう方法も
  あります。

・ 「一日何件」と各人に感謝コミの実行を強制したあと、それと並行して行わなければならないのが実行結果
  のチェックになります。感謝コミの仕事が、毎日の仕事の流れの中にきちんと定着するまで最低3ヶ月、長け
  れば6ヶ月ぐらいかかります。

・ 感謝コミを全員で実行していると、早ければ4ヶ月ぐらいから、遅くても6ヶ月を過ぎたあたりからお客の反応
  が現れ始めます

・ 飲食店といえどもその経営力は「料理3分に営業7分」になるのですから、営業力を高めない限りお客は決し
  て増えません。

・ はがきを出し続けていると「お客と会ったときにはがきのお礼を言われるようになった」、「お客と会いやすく
  なった」、「紹介が多くなった」など、営業上のプラスになることが多く起きてくるので、営業マンとしては実行
  の励みになるのです。

・ もし従業員の応対が悪かったり、お礼のはがきやお礼のメールを送るべきなのにそうしていないならば、それ
  は社長自身に問題があるのですから、社長自身が考え方や行動を変えない限り職場は変わらないのです。

・ まず第1段階は、名刺、封筒、電話、FAX、カタログなど、お客と直接接触することころを総点検します。そして
  お客に不便をかけているところ二度手間をかけているところを総点検します。そしてお客に不便をかけて
  いるところや二度手間をかけているところが見つかったならば、お客から嫌われないようにするために直ちに
  改善しなければなりません。

・ お客作りと直接関係するものについては「お金を節約しない」のが原則です。

・ 第2段階は、商品の注文を受けたり問い合わせがあったときお客にそのお礼を伝える、感謝のFAX、感謝の
  はがき、感謝の電子メール、感謝の携帯メールなどの「感謝コミ」を、どこの会社よりも積極的に実行すること
  になります。

・ 第3段階として、競争相手以上にお客から忘れられないようにする対策です。

・ 「はがき、FAX、電子メール、携帯メール、ミニ新聞、ミニレポート」などのコミュニケーションツールを「営業
  マンの代行係」と考えます。

・ 工夫をこらして上手に実行すれば、実際の営業マンよりは格段に安い経費でそれなりの仕事を代行してくれ
  るので、お客の流出をかなり食い止めることができるようになります。

・ 従業員一人当たり「150人〜300人」の名簿ができ、このお客にははがきや電子メールなどの営業マン
  代行係を定期的に訪問させていけば、固定客が多くなって売上げが上がるようになります。

・ 発送する枚数が200枚以内のときは、面倒でも全部手書きにすべきです。200枚を超して手に負えなく
  なったときは、コピーしてもいいでしょう。もちろん発送する枚数が500枚を超すときは印刷会社に持ち込
  み、印刷してもらえばコピーより仕上がりが良くなります。実際のやり方として大事なところに「マーカー
  ペン」でしるしを入れたり、余白のところに1〜2行、個人あてのメッセージを手書きにするなどすべきです。
  こうすると、たとえコピーされたものや印刷されたものであったとしても、お客の印象がグンと良くなります
  から、お客から忘れられる率が低くなります。

・ 名簿の数が多くなったことで、手書きによるはがきのコピーでは対応できなくなったら、これを発展させて
  ミニ新聞ミニレポートの発行が有効になります。

・ お客の数が多くなったりお客が広い範囲に分散しているときは、メルマガの発行も有力な対策の一つに
  なるはずです。

・ 「○○様に」という直接的なメッセージは競争相手と比較されることが多くなりますから、経営規模が小さな
  会社や知名度が低い店舗でも見てもらえる率がグンと高くなります。経営規模が小さな会社や立地条件が
  不利な店舗ほど定期コミに力をいれるべきです。

・ お客がこうしてもらいたいということを、報いを求めない心で実行することが最もレベルが高いお客活動に
  なるのです。お客が思っている以上の何かを実行するとお客の信頼度が格段に高くなるとともに、紹介が
  グンと多くなるのですから、将来はこの実行へと進むべきです。
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