「ボクシング10回戦」(8日、九電記念体育館)
世界前哨戦に臨んだ亀田大毅(22)=亀田=は、2回KOで勝ち、世界2階級制覇へ弾みをつけた。
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大毅が博多祇園山笠に負けじとパンチの花火。祭りの輪に加わった。
2回、アッパーで最初のダウンを奪うと一方的な展開に。最後はロープを背に棒立ちになった相手を連打で沈めた。あまりのあっけなさに、リングサイドから「もうちょっと強い相手とやれ!!」とヤジが飛ぶほどのワンマンショーだった。
大毅は「ここが目標やない。世界戦が目標やから」とキッパリ。エアコンが抑えられた3500人の会場は“サウナ”状態。九電記念体育館にちなんだ?“節電ファイト”に「もうちょっとやりたかったけど、ここ、今までの中で一番暑かったから、はよ倒そうかなって」と笑いを誘った。
年末に世界戦が期待される大毅は「運がよければ。先のことは考えられへん」と慎重。「次は9月か10月初めくらいやな」と、もう1戦、前哨戦を挟む考えだ。
収穫もあった。「バン!バン!やなくて、ババババ〜ンッ!!ってコンビネーションの中で倒せた。世界戦の相手はそれでも倒れずに打ち返してくる。そこに合わせる練習をしていく」。同時に「弁慶の服、暑かったわ。ちょっと、やばかった」。節電の真夏に着る衣装という課題も見つかった。
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