文部科学省は8日、大気中の放射線量が比較的、高かった福島県内の小中学校など55施設で過ごした場合、年間に浴びる推定被曝(ひばく)量は平均約0.3ミリシーベルトと発表した。線量計を身につけている教師らの4月27日〜7月3日の被曝量から推定した。
文科省によると、学校で過ごすのは1日8時間、年200日として計算した。年間の推定被曝量は0.1〜0.6ミリシーベルトで、平均値は0.3ミリシーベルトとの結果が出たという。
これらの55施設は、福島市や郡山市、相馬市などの小中学校や幼稚園、保育園、特別支援学校。当初の放射線量は毎時3.7マイクロシーベルト以上が検出されていた。校庭の土の除去など対策後、地面から高さ50センチ〜1メートルの線量は、6月23日時点で平均毎時0.6マイクロシーベルトに下がったという。55施設のうち、54施設では現在も、屋外で過ごす時間が制限されている。文科省は「学校の目安」として年間1ミリシーベルト以下を目指すとしている。(杉本崇)
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