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【格闘技】和毅 反省 初防衛 公約のKOでなく判定2011年7月9日 紙面から ◇亀田3兄弟全国行脚弐in福岡
▽8日▽福岡市九電記念体育館▽WBC世界ユース・バンタム級タイトルマッチ、WBC女子世界ユース・アトム級王座決定戦など WBC世界ユース・バンタム級王者亀田和毅(19)=亀田=がフィリピン同級6位の挑戦者ボーイ・ドンディー・プマール(21)=フィリピン=に3−0の判定勝ちを収め、初防衛に成功した。しかし、公約のKOを果たせず「俺は4回戦レベル」と反省の言葉を連発した。 10ラウンドを戦い抜いた和毅がリングの上で大ザンゲだ。 「不細工な試合をしてしまって、みなさんスイマセン。悔しいです。実力つけて、世界に行けるボクシングができるように頑張ります。ヘンなボクシングしてスイマセン。もっと、強い亀田和毅を見せますので、ヨロシクお願いします」 強打はことごとく封じられた。サウスポーのプマールの右ジャブで出ばなをくじかれ、接近すると、クリンチで逃げられた。ポイントではリードしていたが、KOでスカッと防衛をもくろんだ亀田陣営に焦りさえ見えた。「根性で行け」「気持ちで行け」という長男・興毅のゲキに後押しされるように、後半、効果的な左ボディー、フックを何発もぶち込み、あと一歩まで追い込んだが、倒しきれなかった。終了のゴングと同時にセコンドに肩車されたプマールとは対照的に、和毅はガックリうなだれ、まるで敗者のようですらあった。 「世界なんて言うてられへんな。明日から一から出直しや。オレは4回戦レベル。スパーリングでできてることの1も出てへん。1ラウンドからオレのボクシングじゃなかった。初のメーンのプレッシャー? それに応えられんようではダメやねん。プラス思考でいけば、勝って勉強できたことかな」と和毅。亀田家の最終兵器も、まだ、19歳。この悔しさをバネにするしかない。 (竹下陽二) PR情報
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