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【サッカー】

永里、NZ戦以来のゴール狙う あす未明、4強入り懸け、独と対戦

2011年7月9日 紙面から

 【ウォルフスブルク(ドイツ)原田公樹】女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で、日本は史上初の4強入りを懸け、当地で9日午後8時45分(日本時間10日午前3時45分)から、大会3連覇を狙う地元・ドイツと準々決勝で対戦する。ドイツ女子1部リーグの強豪・ポツダムでプレーする、日本のエースFW永里優季(23)は「勝負する“空間”を変える」と話し、これまでの3戦とは異なる位置取りで、1次リーグ初戦・ニュージーランド戦(先月27日・ボーフム)以来となるゴールを狙うと誓った。

 7日の練習。ミニゲームで狙い通りのゴールを決められない永里は思わず天を仰いだ。後半は控えに回され、練習終了後は着ていたビブスをピッチに投げ捨てた。ふがいない自分自身に怒りをあらわにした。

 「(ドイツのクラブ所属で)すべてホームゲームのような気がする」と臨んだ今大会。初戦で先制点を決め、順調に滑り出したかのようにみえた。しかしその後2戦は、イングランド戦後に「欲しいパスが一本も来なかった」と悔しがるなど“不完全燃焼”が続く。

 3年前の北京五輪で日本は史上初の4位に輝いたが、永里自身は未熟さを痛感した。「より厳しい環境でプレーしたい」と昨年1月、ポツダムへ移籍し、昨季は27試合19得点と活躍した。ドイツ代表は全員が所属クラブのチームメートや対戦相手。“第二の故郷”で下手なプレーはできず、次戦は自らの存在意義を懸けた一戦にもなる。

 秘策もある。「相手DF陣裏へのアクションは変わらずやるけど、少し引いた位置から、仕掛けるイメージも持っています」。ゴール前だけではなく、中盤にも下りて来てパスを引き出す。ゴールへの道筋は既に頭の中に描かれている。

 15日は永里の誕生日。「私たちは(17日の)決勝進出を狙ってますから」。ドイツからゴールを奪って4強入り。そして日本のチームメートに24歳の誕生日を祝ってもらうつもりだ。

 

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