エルピーダ<6665.T>、公的資金注入で300億円の優先株発行を承認=臨時株主総会
[東京 29日 ロイター] エルピーダメモリ(6665.T: 株価, ニュース, レポート)が29日開いた臨時株主総会で、公的資金の注入に必要な優先株発行の議案が可決された。エルピーダは日本政策投資銀行を引き受け先として300億円の優先株を発行する。払い込みは31日。この出資に損失が生じた場合は国が8割を補てんする。
エルピーダは、、台湾当局が設立した台湾メモリー(TMC)からも200億円の出資を受ける予定。同社の広報担当者によると、同日の株主総会で坂本幸雄社長は、TMCからの出資比率は9.5%になる見通しと話した。
このほか、政策投資銀行から100億円、民間金融機関の協調融資1000億円を受ける予定。これらを含め、エルピーダの再建にかかる資金は1600億円となる。
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