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東北新幹線がスピードアップ

7月9日 4時45分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

ことし3月の巨大地震の影響で今も徐行運転をしている東北新幹線は、9日から一部の区間で徐行運転が解除され、東京と新青森の所要時間が、これまでより39分短縮されるなどスピードアップするほか、運転本数も本来の96%まで増やされます。

東北新幹線は、地震の後に復旧させた線路や架線が、本来の高速運転に耐えられる状態ではないため、栃木県の那須塩原駅から盛岡駅までの区間で徐行運転を続けていました。このため、東京・新青森の所要時間は、下りの「はやて」で、本来よりも1時間長い4時間23分、東京・仙台間は、本来より28分長い2時間6分かかっていました。また、運転本数も本来の86%にとどまっていました。しかし、9日から福島駅と岩手県の一ノ関駅の間を除いて、線路や架線の整備が進み徐行運転が解除され、東京・新青森間は、これまでより39分、東京・仙台間は、これまでより18分、短縮されることになりました。運転本数も東京発の列車が17本増え、本来の96%にまで回復します。また、山形新幹線も震災前の通常通りのダイヤに戻るほか、秋田新幹線も所要時間が30分余り短縮され、運転本数も本来より1往復少ない14往復まで回復します。JR東日本によりますと、東北新幹線のダイヤが完全に本来のダイヤに戻るのは、ことしの秋になる見通しだということです。