バンナ、Ｋ―１との決別を宣言

　Ｋ―１のジェロム・レ・バンナ（３８）＝フランス＝が７日、都内の猪木道場で「ＧＥＮＯＭＥ１６」（１０日、東京ドームシティホール）に向けた練習を公開。９５年から参戦しているＫ―１との決別を宣言した。

　ＩＧＦ・アントニオ猪木会長（６８）の現役時代の写真が見下ろすリングで“Ｋ―１番長”が怒りを爆発させた。「Ｋ―１には二度と出ない」。一番の理由はファイトマネーを手にしていないこと。昨年大みそかの「Ｄｙｎａｍｉｔｅ！！」の石井慧戦のファイトマネーが未払いであることを明かし、「谷川さんは信頼できない」とＫ―１・谷川貞治イベントプロデューサーを批判。さらには「ＩＧＦのリングで猪木さんと谷川さんが戦えばいい」と仰天提案。不信感は頂点に達している。

　チャンピオンシップ準決勝では９７年のＫ―１でＫＯ負けを喫したレイ・セフォー（４０）＝ニュージーランド＝と対戦する可能性もある。ミット打ちでは豪快な左パンチで相手のパンチングミットを破壊したが「グラウンドでやる」と寝技での戦いを予告。１４年前のリベンジを果たすつもりだ。