九州電力の「やらせメール」問題で、松尾新吾会長は8日夜、辞意を固めている真部利応社長に対し、当面は社長を続けるよう慰留する考えを明らかにした。松尾氏は「会長と社長が代わると電力供給に不安が生じる。もう少し社長には力を発揮してほしい。人事はいま保留だ」と述べた。
福岡市内で記者団の質問に答えた。同日夜、松尾氏と真部氏は九電本店内で会談。真部氏は進退について「会長と相談する」としていたが、松尾氏は進退をめぐる結論はでなかったと説明した。
世界では急伸する自然エネルギー。日本では発電量の1%に抑えられている。原発と並ぶ選択肢と見なされてこなかった背景は?今後の可能性は?