民族衣装で冬春作法を披露する張さん(手前)
韓国晋州市近郊で活動している茶の指導者ら13人が中津市を訪問。2日、同市日韓親善協会(安藤元博会長)関係者らと茶会を開き、両国の茶文化を披露し合った。昨秋、晋州市名誉市民でもある安藤会長が訪韓した際、慶南科学技術大学校教授で、茶の指導者でもある張仁善さんらに中津での交流を呼び掛けたのが縁で実現した。
同市木村記念美術館での交流会には、両市の関係者ら約50人が出席。まず小笠原古流の福成清子師範が、弟子と一緒に客人をもてなし、茶器や掛け軸、作法について説明した。
続いて正装した張さんら4人が、わざわざ持ち込んだ茶道具一式を使って、愛や一つになるといった意味を含むという「冬春作法」を披露。中津関係者の中には、韓国流の茶を初めて見るという人も多く、茶会の流れや、手さばきなどを熱心に見学。終了後は互いに質問や意見を交わし、交流を深めていた。
茶会終了後、一行は安藤会長主催のおにぎりパーティーで歓談。中津城、福沢旧居などを見学した後、中津を後にした。
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