バルセロナのハモン・セラーノ(生ハム) |
ISCA(International Cultic Studies Association)は、カルトに関する研究をとうして社会的啓発と被害者の支援を行うことを目的とした団体です。毎年1度、国際大会を開催しており、昨年はエイト記者がニューヨークで発表を行いました(ICSA 2010 Annual International Conference リポート(from NY)).
今年は本紙・藤倉が「やや日刊カルト新聞の世界伝道だ!」と息巻いて、バルセロナに乗り込みました。大会2日目の午後に「The Unique Attempt of the Online Specialty Journal “Yaya Nikkan Cult Shinbun” (Almost Daily Cult Newspaper)」として、エイト記者とともに発表を行います。主に、「やや日刊カルト新聞」の活動と意義について、日本のメディアのカルト報道の実情などと合わせて報告する予定です。
同じく2日目の午前中には、西田公昭・立正大学教授と黒田文月・椙山女学園大学助教による「日本のカルト的集団の元メンバーに実施中の集団健康度チェックの有効性」と題する発表が行われます。また同日午後には、「日本の政府、弁護士、市民、被害者は、議論を呼ぶ団体、特に統一協会について、どう取り組むか」(紀藤正樹弁護士、山口貴士弁護士、山本ゆかり氏、鈴木衛人氏)と題する発表も行われます。
一方、同日午前中には、「日本におけるディプログラミング」と題し、アイリーン・バーカー・ロンドン大学教授の司会で統一協会陣営の発表も予定されています。ここでは、国際宗教自由連合 (ICRF)のダン・フェファーマン会長、日本での「拉致監禁」の被害として統一協会信者で『全国拉致監禁・強制改宗被害者の会』の後藤徹代表とLuke樋口氏、そして天宙平和連合(UPF)の魚谷俊輔・日本事務次長が登場します。
統一協会問題に取り組む弁護士らによる発表は以前からありましたが、今年は統一協会陣営も「拉致監禁問題」を掲げてISCAに乗り込んできます。発表の内容はもちろん、会場の内外での双方のやりとりが注目されます。
主筆の宿は風呂なしエアコンなしの通称「木賃宿」 |
開会を前に、本紙主筆・藤倉が以下のコメントを発表しました。
「エイト記者は1泊1万円のホテルに泊まっているのに、主筆である私の宿は、1泊約3000円の木賃宿みたいなところだ。風呂もエアコンもなく、シャワー付きトイレは共同。英語は全く通じない。どうせこっちも英語ろくに喋れないからいいけど。ハモン・セラーノうまー」
腑抜けたバック・パッカー状態です。
14 コメント:
学会のレポートを楽しみにしています。
こちらの学会レポートと統一教会の出す学会レポート(おそらく統一教会は、対外的なものと内部向けのものと2種類を用意するのではないかと思います)の違いをを比較してみると面白いでしょうね。
統一協会は半世紀の間で飛躍的に成長してきたと教える中で、拉致監禁が現在の成長の妨げになっているとでも思っているのでしょうね。
正体を隠しての伝道スタイルは一切変えるつもりは無い様ですね。
私にの知る所もやはり、伝道は頑張っているものの、内部統制に力を入れている様な印象(直接係わっていないので)ですね。
次回の記事を楽しみにしております。
藤倉様、学会続報を期待しています。
(どんな発表が行われるのか、統一協会との対立はどうなるのか、興味が尽きることはなさそうです)
エイトさんも藤倉さんもおつかれさまです。
これからの記事も楽しみにしています。
滞在ホテルに差があったようですが^^
その驚きの雰囲気を、記事を読みながら一緒に楽しませていただきました。藤倉さんは部屋が狭くても、気持ちはカラッとネチこくなく大きいですね。
ほかにも西田教授や紀藤正樹弁護士、山口貴士弁護士、山本ゆかり氏、鈴木衛人氏など、地道なカルト問題対策を続けてくれる皆様に感謝です。
>西田教授や紀藤正樹弁護士、山口貴士弁護士、山本ゆかり氏、鈴木衛人氏
この人たちは、どういうお金でバルセロナに行ってるんですか?
全員自腹ですか?
2011年7月7日23:44の匿名さん
別に遊びに行っているわけではないので、普通はそれぞれの学校や会社の経費で処理してるのではないでしょうか?分かりませんが。
なぜそんな事を気にしているのですか?
会議の様子のレポート楽しみにしています。
この前の、京都の日本脱カルト協会の公開講座のレポートのような、ビル外のレポートではなくて、中で起きた具体的なレポートを期待します。
カルト新聞記者のぶるうの氏は、その公開講座について、次のようにコメントしています。
http://sayonara1929.txt-nifty.com/blog/2011/07/post-69d1.html
「先日あるところでカルト問題についての公開講座をしたのですが、統一協会の人たちが「信教の自由」を求めて炎天下に横断幕をもってシュプレヒコールとチラシまきを行い、講座の会場にも何十人と入り込み、抗議文を講演した人一人ひとりに渡していました。私も受け取りましたが、実に堂々としたものでした。
受付にも全員名前を書いて「統一協会」「CARP」と隠さず書いていました。私は統一協会という団体を支持するつもりもやっていることを認めるつもりも全くありませんが、何か今回の彼らの態度には少しだけ感心しました。議論を挑んでも最後の最後まであきらめずに食い下がってきます。私がかつて親鸞会批判者に対してやっていたように。」
カルト新聞のお二人、ご健闘お祈りします。私は現場にいることができないので、立場の違いはあったとしても、起きたことを具体的に、感じた事をストレートにレポートして下されば嬉しいです。
ICSA会議関連の英語記事もポストしました。
http://humanrightslink.blogspot.com/2011/07/icsa-anti-cult-conference-in-spain.html
教授は大学から、弁護士は事務所からお金が出るのは分かるけど、
藤倉氏や、山本という人とか、エイト氏は趣味みたいなもんでしょ?
それなのに毎年自腹で海外発表とか、よくできるなあと素朴な疑問ですが、
書いちゃまずかったですか?
SDGさん、
藤倉氏や山本氏やエイト氏の会社って?
>藤倉氏や山本氏やエイト氏の会社って?
個人事業者として確定申告されているかもしれませんし、それぞれではないでしょうか?
統一教会の人は教団が費用を負担しているのでしょうか?
>個人事業者
収入源は?
2011年7月8日19:32 2011年7月8日20:22 の匿名さん
まずは私の質問に答えてからにしていただけませんか?
なぜそんな事を気にしているのですか?
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