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ヤクザ覇権とシャブ(覚醒剤)利権 MS
芸能界でクスリとはシャブをいう。これは周知の事実で音楽関係で忙しい人が手を出す理由の一つに眠気覚ましがあります。
小室哲哉氏が72時間以上連続してアルバム収録を続けていれば警視庁は後をつけて当然です。
シャブは暴力団の資金源として最重要な商品です。
このシャブの流通ルートを仕切るものがヤクザ世界の覇権を握るというのは紛れもない事実です。
後藤組全盛の頃シャブの仕入れルートを握っていたのは後藤組だったでしょう。
現在は当然に弘道会です。
このシャブルートを言葉だけで考えても実態は見えてきません。
麻薬ビジネスもビジネスですから、製造、流通、販売、顧客、独占、ビジネス闘争と通常のビジネスと同じ分析を一度すべきなのです。
●覚醒剤製造は簡単ではあるが製造中の爆発防止やガス処理などが必要である。
塩酸エフェドリン(咳止め薬)を原料にして覚醒剤を作ると本に書いてあります。
しかし、国家的規模で覚醒剤を産業としている国であれば大規模な製造工場を持っていて様々な方法で覚醒剤を作っているでしょう。
覚醒剤大規模工場を持っている国の代表が北朝鮮であり、覚醒剤大規模工場を運営するマフィアがいる国の代表がメキシコでしょう。
メキシカンアイスは上質覚醒剤として覚醒剤の中でも高く取引されているようです。
そのほかアフガニスタン、パキスタンでも作られているでしょう。
ある程度の設備が有ればたやすく製造できますからこれらの国から最終製品ではなく覚醒剤中間原料を買ってラオスの山奥で作っていてもおかしくないわけです。
●覚醒剤、麻薬製造設備を輸出する日本という国。
パキスタンの核開発でも日本製の機械が使われました。北朝鮮の核の母体はパキスタンの核ですからなにおかいわんやです。
様々な名目で日本の中古機械が輸出されていきます。ほとんどはまともに使われているでしょう。
しかし、北朝鮮系商社が輸出した高性能漁船のエンジンが不審船のエンジンとなり、あるいは、覚醒剤分析装置として分析装置が別の名目で輸出されていたことは事実です。
大阪府警が在日北朝鮮人A容疑者を高級車窃盗団首謀者として逮捕しました。
北朝鮮あるいはミャンマーでセルシオを見かけます。(北朝鮮事例は行ったことのある人からの伝聞です。)
そのこと自体が不思議なことですが、そこにあるのですから輸出した人が居るということです。
二年ほど前に、名古屋港、横浜港でパキスタン人と協力者の日本人グループが無水酢酸の無許可輸出で逮捕されました。
無水酢酸はヘロイン、コカインの製造原料で日本、ドイツ、アメリカが主要生産国です。
規制のゆるい無警戒の日本が麻薬製造グループに狙われるのは必然です。
無水酢酸は、韓国、タイ、ブルネイ、アフガニスタン、ドバイに送られていたようです。
●カンボジアはドルが主要通貨の国。そして出入国は自由自在。おおくの北朝鮮人が働く国。
カンボジアの通貨は実質アメリカドルです。
カンボジアの主要産業は海外援助です。
民族内で400万人という大量殺人を行った結果、自立経済は崩壊して海外援助が主要産業です。
働いている労働者は北朝鮮、ラオスという国々からきます。
メコン川を通じてカンボジア、タイ、ラオス、ベトナムは非常に近い国なのです。
カンボジアの路上でラオスから来た建設労働者が覚醒剤を使っています。このような風景は日常のものです。(観光で行くようなところでは目にすることはまれです。)
タイでも覚醒剤は簡単に手に入ります。
現在の麻薬取引の中心はカンボジアでしょう。そして商品の受け渡しは別の場所で行われているかもしれません。
莫大な売り上げを上げる麻薬産業が映画の世界などよりはるかに現実的近代的流通ルートを作っているのです。
巨額のドル現金を持ち込めて持ち出せる国がカンボジアです。
カンボジアで取引をして覚醒剤の配送センターから日本に送ることがおこなわれているかもしれません。
●三年ほど前にヤンゴン港倉庫で1トンの覚醒剤をヤンゴン警察が押収した。
同時期に台湾の基隆港でヤンゴン発日本行きの籐家具の中から850キロの覚醒剤が発見されました。
日本側ではミャンマーへの送金を手がける地下銀行が摘発されました。
地下銀行グループは日本車をヤンゴンに送る仕事もしていました。
ミャンマーの政治体制をジュンタという人がいます。
このジュンタとはスペインのフランコ将軍の政権をいう言葉のようです。
ミャンマー軍事政権といいますが、それならパキスタン軍事政権ですし、軍隊国家はアジアから中東アフリカまでいくらでもあります。
日本向け覚醒剤1トンをコントロールするヤクザ組織は覚醒剤大卸として他の団体を支配できるでしょう。
ミャンマー政府の変化はこの頃から始まったと思います。
民主主義が実現するとすればアジアの国でミャンマーが意外に早いかもしれません。
●タイにはタイの事情があり、カンボジアにはカンボジアの事情がある。
警察庁がヤクザの国際化や国際的テロリズム、麻薬に対する対策をする気があるなら、東南アジアの国の警察(軍隊)と交流する必要があります。
山口組良知組政竜会本部長近藤毅がチェンライからミャンマーに密入国しようとしたなど笑止千万です。
近藤毅チェンライ滞在二ヶ月だそうです。
皆さんここに居ますよ殺してくださいと皆に告げていたようなものです。
銃器と麻薬。アジアのどこでも売っています。ミャンマーとマレーシアの間にタイがあります。
海に国境はありません。
マラッカ海峡のあたりのどこかで、RPG7のランチャーは150ドル、グレネード(ロケット弾ですね)は60ドルです。
ソビエト製のAK47は80ドルくらいですか。
こういう現実を直視すべきです。
後藤忠政氏はカンボジアに何度も行っているようです。何しに行っているのでしょう。