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東通原発:再開へ東北電、東通村全戸を訪問 安全対策を説明--月内に /青森

 定期検査中の東通原発1号機の運転再開に向け、東北電力は月内に東通村の約2700世帯を全戸訪問し、震災後に実施している安全対策を説明することを決めた。増子次郎・青森支店長が6日の定例会見で明らかにした。県の説明会と合わせて信頼回復を図り、再開につなげたい考え。

 東北電によると、訪問開始の時期は検討中で、月内の終了を目指す。増子支店長は会見で「運転再開には地域の理解が最も重要。分かりやすく丁寧な説明を尽くしたい」と述べた。結果を集約して東通村と相談し、理解が得られたか判断する。

 福島第1原発の事故を受け、東北電は安全対策として、爆発を防ぐため水素を屋外に排出する装置の設置や、津波に対する防潮堤の設置などを行う方針。

 会見では6月27~7月4日の県内電力需要も発表。前年同期の83~94%で推移し、東北電の管内全体でも78~91%だった。節電効果もみられる一方、今後の気温次第では需要増も予想される。このため、東北電は自家発電の余剰分の買い取りや一層の節電の呼びかけを行う。増子支店長は「計画停電の回避に全力で取り組む。復興に悪影響が出ないようにしたい」と語った。【高橋真志】

毎日新聞 2011年7月7日 地方版

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