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原G借金10…渡辺会長「もう無理だ」

 延長11回、青木にサヨナラ打を浴び、ぼう然と地面を見つめる越智(右)(撮影・西岡 正)
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 延長11回、青木にサヨナラ打を浴び、ぼう然と地面を見つめる越智(右)(撮影・西岡 正)

 「ヤクルト3-2巨人」(7日、神宮)

 あまりにも惨めなサヨナラ負けにファンの怒りも爆発した。巨人はヤクルトに同一カード3連敗。そして4連敗で4位に沈んだ2006年以来の借金10。8日の広島戦に敗れると自力優勝が消滅する大ピンチだ。試合後、クラブハウスに向かって歩いていた原監督にファンから「お前、辞めろ」と厳しいヤジが飛んだ。

 同点の延長十一回に無死満塁の大ピンチを迎えた。ここで原監督はマウンドに足を運び越智にゲキを飛ばした。だが2死後、青木に二塁内野安打を許してジ・エンド。その直後、指揮官はうなだれる越智と阿部のバッテリーのもとに足を運び「開き直っていこう。しょうがない」とねぎらった。

 動きまくった上で、惨敗した。先発の内海がピンチを迎えた八回など、原監督は合計3回マウンドに行った。これまでの原監督としては極めて珍しい行動。「内緒。簡単に教えられませんよ」と話の中身についてはけむに巻いた。それだけ勝ちたかったが、うまくいかなかった。

 悲願の優勝は極めて厳しい状況になった。都内での食事後、取材に応じた渡辺球団会長は「だから、数学的な統計学上の法則からすれば勝つってことはないね。奇跡ってやつは神様が決めることで、奇跡がないとも言えない。わからんよ。だけど統計的にはもう無理だ」と断言。取材に応じたのが試合終了前で報道陣の「自力Vも消滅しそうですが」の質問に「そういう状況であることは事実。誰がどうしてこんなにしたのかってこと、そういうことをちゃんと解明する」と言い放った。

 ヤクルトに7連敗を喫し、首位・ヤクルトに11ゲーム差は今季ワースト。もはや開き直って戦うしかないのか‐。

(2011年7月8日)

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