民主党の樽床伸二元国会対策委員長や自民党の菅義偉元総務相らによる超党派議連は7日、国会内での会合で、菅直人首相が辞任の3条件に挙げる今年度第2次補正予算などの早期成立を求める決議を採択した。条件の実現により首相に早期に辞任してもらう「太陽作戦」推進を与野党に呼びかけるものだ。
議連は5月に発足した「国難対処のために行動する『民主・自民』中堅若手議員連合」(民自連、約80人)。決議は「延長された国会を空費してはならない。『新しいリーダー』を中心とする『新しい政治体制』を確立しなければならない」と首相の辞任を求め、そのために2次補正と特例公債法案、再生可能エネルギー特別措置法案という首相辞任3条件の早期成立を提言した。参加議員の一人は「とにかく首相を早く辞めさせないといけない」と狙いを語っている。