事件雄星絶句「ショックです」 花巻東高チームメート首つり自殺+(1/2ページ)(2011.7.8 07:46

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雄星絶句「ショックです」 花巻東高チームメート首つり自殺

2011.7.8 07:46 (1/2ページ)
2009年の夏の甲子園、長崎日大戦の六回に絶妙のバント安打を決めた花巻東の佐藤涼平さん

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2009年の夏の甲子園、長崎日大戦の六回に絶妙のバント安打を決めた花巻東の佐藤涼平さん

 プロ野球西武の菊池雄星投手(20)と花巻東高(岩手)野球部時代にチームメートで、外野手として甲子園でも活躍した日本体育大学野球部2年、佐藤涼平さん(20)が、横浜市青葉区の日体大大学寮近くで首をつり、死亡していたことが7日、神奈川県警への取材で分かった。遺書のようなメモも見つかっており、県警は自殺とみている。 (サンケイスポーツ

 神奈川県警などによると、佐藤さんは4日午後10時15分ごろ、横浜市青葉区鴨志田にある日体大の寮近くで、電柱に野球用のベルトをかけ、首をつっているのを通行人女性が発見。119番通報で駆け付けた救急隊によって病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 寮生が同日午後8時20分ごろに佐藤さんを見かけており、その後、外出して首をつったとみられる。県警によると、遺書めいた内容のメモが見つかっており、自殺とみている。メモは将来を悲観した内容だったとの情報もある。

 かつてのチームメートの突然の悲報に、菊池投手は絶句。沈痛な表情で「まだ詳しいことが分かりませんが…ショックです。一緒にプレーした仲間なので」と声を絞り出すのがやっとだった。

 佐藤さんは身長1メートル55と小柄ながら、花巻東では強肩をかわれ、外野手に転向して“開花”。2年の秋にはレギュラーを獲得した。準優勝した2009年のセンバツに続き、出場した同年の夏の甲子園では、小学校の時に病気で急死した父、睦雄(むつお)さんの遺影をベンチで飾ったこともある。女手一つで育ててくれた母、ちとせさんに対するメッセージでもある「恩返し」という刺繍をグラブの内側に縫いつけ、全力でプレーした。

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2009年の夏の甲子園、長崎日大戦の六回に絶妙のバント安打を決めた花巻東の佐藤涼平さん
09年センバツ大会で決勝進出を決め、整列し校歌斉唱する花巻東ナイン。
佐藤さんが住んでいた日体大の学生寮=7日午後、横浜市青葉区(撮影・中井誠)

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