サイエンス

　定期検査中の四国電力伊方原発３号機（愛媛県伊方町）で、四電が１０日に計画していた再稼働について、同県の中村時広知事は７日、毎日新聞の取材に、「再稼働を判断する条件がそろわないので、１０日までに判断できない」と述べ、１０日の再稼働は不可能であることが明らかになった。

　同原発３号機は、４月末に定期検査入り。四電は送電を始める再稼働を７月１０日、検査終了を８月９日に計画していた。

　四国電力原子力本部長の柿木一高副社長は４日の会見で、「１０日の再稼働は難しいかもしれない」と述べ、延期される見通しを示していた。【栗田亨】