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【大リーグ】高校時代みたい!? 建山の登板に上原が感激!!2011年7月8日 紙面から
【アーリントン大城和美】17年前にタイムスリップだ!! レンジャーズの建山義紀投手(35)が6日(日本時間7日)、オリオールズ戦の8回に2番手で登板。東海大仰星高時代のクラスメートでオリオールズ・上原浩治投手(36)が見守る中、2失点は許したが「彼の前で投げられたのは大きなこと」と感無量のマウンドとなった。 球場内に2番手として「TATEYAMA」がコールされると、ブルペンにいた上原も思わず身を乗り出した。大阪・東海大仰星高時代はエースが建山、外野手兼控え投手が上原。17年の歳月を経て、ともにメジャーの舞台で同じ試合で戦うとは一体、誰が予想しただろうか。 12−3の大量得点差で迎えた5試合ぶりのマウンド。35歳のオールドルーキー・建山は、上原の存在を意識することなく女房役ナポリのミットに全神経を集中させた。 「登板間隔も空いていたので速球も走っている感じはあった」。ただ打ち取った当たりがヒットになるなど、不運な面も重なり1イニングを3安打2失点。それでも、建山は「2点は取られたけど、フルスイングされていない」と落ち込む様子はなかった。 そんな建山の投球を17年前にダブらせながら見つめたのは上原だ。ビジターチームのブルペンは中堅フェンスやや左方向の位置。そこから視線を送り続けた19番は「高校時代はセンターから(建山の)後ろ姿を見ているので、懐かしいなぁと思っていた」と感慨深そうに口を開いた。高校1年生時はラグビーの元日本代表・大畑を含め、建山とはクラスメート。そんな2人がメジャーの舞台で戦うこと自体、もはや奇跡に近いはずだ。 建山が「彼の前で投げられたのは良かった。大きなこと」と笑みを浮かべれば、上原も「これから野球界で、高校時代のクラスメートがメジャーでやるなんて出てこないでしょ」と意気揚々。お互いに切磋琢磨(せっさたくま)し続ける両右腕が、まだまだメジャーの舞台で輝きを放ち続けていく。 PR情報
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