ＬＥＤ「天の川」　大阪の川面に出現

　七夕の７日夜、大阪市中心部を流れる大川の川面に、青い光を放つ「天の川」が出現した。

　水都大阪の復活を願い、「平成ＯＳＡＫＡ天の川伝説運営委員会」が主催したイベント。午後７時過ぎ、「いのり星」と名付けられた直径約８．５センチのプラスチック製のＬＥＤ球が約５万個流されると、光の玉は川面に揺られながら帯状に連なり、夜空を照らした。雨が降り注ぐ中、訪れた約２万２千人は一夜限りの幻想的な輝きに見入っていた。

　この日は、東日本大震災の影響で結婚式を挙げられなかった宮城県の夫妻も婚礼衣装に身を包んで参加し、幸せとふるさとの復興を願って光の玉を浮かべた。（本間沙織）