種目名: スクエア・ワン (Square-1)
国内発売開始年:1991年頃
公式種目認定年:2003年
種目の紹介:完成時は直方体だが、崩したときに様々に形を変える特徴を持つ回転立体パズル「スクエア・ワン」のスピードソルビング (速解き) 競技。
パズルは、縦にわずかに長い直方体で三段の層からなり、上段と下段は放射状の切断面でそれぞれ8つの部分 (パーツ) に、中段は一つの切断面で2つのパーツに分かれている。上段と下段にある切断面同士は30度または60度の角度をなし、中段の切断面も外辺に対して斜めに切られている。このように形状の異なるパーツがあるため、回転と共にパズル全体の形が変わっていく。縦にわずかに長いのは、上・中・下段の切断面が斜めであり、その長さと縦の切断面の長さを同じにする (縦に90度回転したときに辺が同じ長さで重なるようにする) ためである。
1990年頃に当時のチェコスロバキア (現チェコ共和国およびスロバキア共和国) のカレル・ハーシェル (Karel Hršel) とヴォィテーフ・コプスキー (Vojtěch Kopský) が開発した。
解法としては、まず直方体に戻し、そこから各パーツの場所を揃えるのが一般的。このパズル独特の回転面の制限のため、直方体に戻すステップはコツや手順を知らないと苦労する。パーツの場所を揃えるステップも手数が長くなる場合が多く、このパズルの難易度を上げている。
パズルの名称は、まず直方体に戻すところから解き始めることと、英語の「最初に戻る」という意味の「back to square one」 (「すごろくの最初の升目に戻る」が原意) とをかけて付けられた。別名として、キューブ21 (Cube21)、サンスクエア (SunSquare)、と呼ばれることもある。
担当:橋本貴夫 (Square-1 2010年日本チャンピオン・2009年世界大会第4位)
[解法、写真や動画リンク]
解法:
立方体の迷宮 http://bit.ly/dzR46i (Syoji Takamatsu (紅竜) 氏による解法解説)
(トップページ上部の「Solution」から、「スクエア1、
サンスクエア(Square-1, SUNSQUARE)」のリンクをクリック)
Lars Vandenbergh's CubeZone http://bit.ly/bX56We (Lars Vandenbergh 氏に
よる解法解説。現在のトッププレーヤーの多くがこの解法、またはその応用法を
用いている)
動画:
2010年3月28日、イギリスで出された単発世界記録 10.93秒 http://bit.ly/9ALQuC
[WCA種目別ランキングページへのリンク]
平均記録ランキング http://bit.ly/aJKYYK
単発記録ランキング http://bit.ly/cMWuEb
[JRCA種目別ランキングページへのリンク]
http://bit.ly/9Dg4DX
[歴代日本記録へのリンク]
http://bit.ly/ct3gcr (WCA)
http://bit.ly/a3mDXH (JRCA)
[歴代世界チャンピオン・世界大会入賞者]
2009年世界大会
優勝 Piotr Michal Padlewski
2位 Dan Cohen
3位 Grzegorz Prusak
2007年世界大会
優勝 Grzegorz Prusak
2位 Lars Vandenbergh
3位 Michal Robaczyk
2005年世界大会
優勝 Lars Vandenbergh
2位 Richard Patterson
3位 Joel van Noort
2003年世界大会
優勝 Lars Vandenbergh
2位 Jeff Goetz
3位 Ron van Bruchem
[歴代日本チャンピオン・日本大会入賞者]
2010年日本大会
優勝 橋本貴夫
2位 田渕雄夢
3位 古関章記
2009年日本大会
優勝 田渕雄夢
2位 古関章記
3位 中島悠
(2008年および2007年の日本大会では当該種目開催無し)
2006年日本大会
優勝 高松唱司
2位 大久保達也
3位 荒木慎平
ピラミンクス |
種目紹介 |
Rubik's Clock |
今日 : | 117 |
昨日 : | 393 |
総計 : | 246663 |