関電、原発を順次停止 電力供給問題ないと社長
関西電力美浜原発(福井県美浜町)の死傷事故で、同電力は13日、運転中の原発をすべて順次停止し二次冷却系の配管を点検することを決め、美浜2号機と大飯4号機の運転を停止した。14日未明に高浜2号機も停止。
2002年に発覚した東京電力の原発トラブル隠しで同電力の全原発17基が停止したが、今回も異例の事態。
点検にはそれぞれ1―2週間、すべて終わるのは最短でも1カ月かかる見通し。関電は原発依存度が約6割と全国9つの電力会社で最も高く、猛暑で電力需要も急増しているが、記者会見した藤洋作社長は「停止している火力発電所を起動するので電力供給は問題ない」としている。
【共同通信】
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