中国江蘇省昆山市の当局が、現地に多数進出する日系企業の一部に対し、計画停電の実施を文書で通達したことが27日分かった。中国では今夏、大幅な電力不足が予想されており、当局は外資系企業も巻き込む対策に乗り出した。
昆山市は上海市近郊の工業都市。食品、機械など多数が進出する日系企業から「相当の影響が出る」との声が上がっている。ある企業は先週、7月1日~9月末の平日昼すぎから深夜にかけて停電するとの通知を受け取り、平日の生産を土日に振り替えることも要請された。【共同】
毎日新聞 2011年6月28日 東京朝刊