福島第1原発:がれき処理 福島県内「専用焼却炉で」

2011年5月15日 21時16分

 福島第1原発事故を受け環境省は15日、警戒区域(半径20キロ圏内)外で仮置き場までの移動が認められていた福島県浜通りと中通りの、放射性物質に汚染された恐れのあるがれきについて、新たに専用の焼却炉を設置し、焼却処理する方針を明らかにした。設置費用は全額、国が負担する方針。

 同日、開いた安全評価検討会で表明した。同省によると放射性物質で問題になるのは、半減期が長いセシウム134や同137。これらが付着したがれきを高温で焼却すると約半分が灰に残り、残り半分は排ガスに含まれるが、フィルターでほとんど除去できる。灰やフィルターの処理方法は別途、検討する。【江口一】

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