東日本大震災:壮行式で涙浮かべ 飯舘・計画的避難始まる

2011年5月15日 10時38分 更新:5月15日 14時45分

計画的避難が始まり菅野典雄・飯舘村長のあいさつを聞く、村を去る住民たち=福島県飯舘村の村役場で2011年5月15日午後1時18分、小林努撮影
計画的避難が始まり菅野典雄・飯舘村長のあいさつを聞く、村を去る住民たち=福島県飯舘村の村役場で2011年5月15日午後1時18分、小林努撮影
古川道郎・川俣町長(左)から鍵と書類を受け取る計画的避難の住民=福島県川俣町で2011年5月15日午前10時15分、小林努撮影
古川道郎・川俣町長(左)から鍵と書類を受け取る計画的避難の住民=福島県川俣町で2011年5月15日午前10時15分、小林努撮影

 福島第1原発事故で計画的避難区域に指定された福島県飯舘村で15日、村があっせんする住宅や旅館への避難が始まり、妊婦や乳幼児のいる10世帯64人が福島市と同県二本松市に引っ越しを始めた。午後1時15分から村役場前で壮行式が行われ、涙ぐむ人もいる中、菅野典雄村長は「一日も早く帰っていただけるようあらゆる手を尽くしたい」と語った。

 国は今月下旬までの避難を求めているが、村に残る約4000人の月内の避難完了は難しい見通し。同様に計画的避難区域とされた同県川俣町山木屋地区でも15日午前から避難が始まった。【池田知広、島田信幸】

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