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2008-04-11 ダライ・ラマ14世来日を無視・沈黙する日本のチキンな政党党首たち

[]ダライ・ラマ14世来日を無視・沈黙する日本のチキンな政党党首たち 11:12



 情けないことに、本件でまともに取り上げている主要紙がほとんどないので、あえてスポーツ紙社会面記事から。

 今日(11日)の日刊スポーツ紙面記事から。

ダライ・ラマ14世来日アッキー面会で波紋

 安倍晋三前首相(53)の昭恵夫人(45)が10日、訪米途中に日本に立ち寄ったチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と、成田空港近くのホテルで面会した。ダライ・ラマを繰り返し批判する中国政府に配慮し、日本政府が接触を避ける中、一民間人である昭恵夫人の面会が波紋を広げている。

 昭恵夫人は面会で、チベット問題での安倍氏のメッセージを伝えたとみられる。報道陣には面会の目的について、口を閉ざした。

 ダライ・ラマの来日は、日本政府にとって「最悪なタイミング」(政府幹部)との見方がある。内閣支持率が低迷する福田康夫首相(71)が、5月6日にも来日が予想される胡錦涛・中国国家主席との首脳会談を控え、波風を立てたくないためだ。高村正彦外相は「接触の予定はない」と強調。国会議員の面会は、自民党人権問題等調査会の太田誠一会長だけだった。

 来日予定まで1カ月を切る中、中国側から訪日の具体的日程は発表されていない。チベット情勢が最大の不安要素で「“ドタキャン”という最悪のシナリオを予想する声もある」(外務省幹部)。そのさなかだけに、与党内でも「非常にデリケートな政治問題に、民間人がタッチするのはいかがなものか」(関係者)との声が出ている。

 一方で、世界中で中国批判が強まる中「日本だけ突出はできない。人権に甘い国として国際社会から非難されかねない」(政府筋)との声もあり、日本政府の困惑は強まるばかりだ。

 ダライ・ラマは米国に出発する前に会見し、一連の聖火リレーの混乱を受け、米サンフランシスコのチベット人に「暴力に訴えないよう求める」というメッセージを送ったと明かし、暴力的な妨害行為は支持しないとの考えを示した。中国チベット自治区などでの暴動では「非暴力の行動は犯罪ではない」と述べ、デモに参加したチベット民族の摘発を強化する中国政府を批判。中国政府の反発は必至だ。

 [2008年4月11日7時17分 紙面から]

http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp1-20080411-346749.html

 訪米途中にわずか10時間ほど日本に立ち寄ったチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世なのですが、安倍晋三前首相の昭恵夫人が成田空港近くのホテルで面会したことが、ダライ・ラマを繰り返し批判する中国政府に配慮し、日本政府が接触を避ける中、波紋を広げているのだそうです。

 ダライ・ラマの来日は、日本政府にとって「最悪なタイミング」(政府幹部)なのだそうです。

 馬鹿か・・・

 聖火リレーの妨害行為が話題となっている今、世界の多くの政治指導者が中国政府にダライ・ラマとの話し合いを行うべきと強く促しているこのときに、まさに今回の来日は、日本政府にとって「最高なタイミング」ではなかったのか。

 昭恵夫人以外で、国会議員の面会は、自民党人権問題等調査会の太田誠一会長だけだったそうですが、どうした福田首相はなぜダライラマと面会しないのでしょう。

 「5月6日にも来日が予想される胡錦涛・中国国家主席との首脳会談を控え、波風を立てたくないため」だかなんだか知りませんが、情けないことこの上ないではありませんか。

 なんというチキン(臆病)ぶりなのでしょう。

 ・・・

 中国べったりの外務省や福田政権にダライラマとの接触を期待するのははなからばかげていたとしても、福田さん以外の自民党の有力政治家たちよ、民主党小沢党首よ、社民党福島党首よ、共産党志位委員長よ、あなた方はなぜ、来日したダライラマと面会しないのか。

 この最高の機会を生かさず、日本の政党の代表がだれも面会しないとは、これはいったいどういうことなのでしょう。

 日本の政治家は、与党も野党もそんなに中国様の顔色ばかり気にしているということなのか?

 だれ一人来日したダライ・ラマ14世と面会しない日本の政党党首の体たらく・・・

 一民間人である昭恵夫人の面会が波紋を広げていること自体、この国の政治の情けないふがいなさを晒しているのであります。

 世界中で中国批判が強まる中、与党も野党もダライ・ラマ14世来日を無視・沈黙するチキンぶりなのであります。

 情けないです。



(木走まさみず)

ゆかりゆかり 2008/04/11 12:00 ■署名して世界に意志表示■(ドイツの有志が立ち上げました)
2008 For The People Of TIBET
http://www.for-the-people-of-tibet.net/
(ページを開くと音楽が流れ、しばらくすると下の方に記入欄が出てきます)

「世界の人々は彼等の宗教・国そして己々の人生を略奪された時、その事実に目を逸らすべきではありません。チベットの潔白・弾圧されている人々の為に・その名にかけて、私達は此処に署名いたします。」…という内容です。

サイトについての詳しい情報は画面下の表示タグよりアクセスして下さい。
※サイトの信憑性については自己判断でお願いします。過去の投稿から名前はHNでもよいようです。

★自由にコピペして下さい
 現時点で世界各国より一万人以上の署名が寄せられています。是非【JAPAN】からも宜しく!

sdisdi 2008/04/11 13:20 >「“ドタキャン”という最悪のシナリオを予想する声もある」
日本国民にとってどこが最悪なんでしょう。チャイナスクールの連中にとっては「最悪」でしょうけど。

あ 2008/04/11 13:40 福田総理は、非常に中国との繋がりの深い総理です。そのため、中国側に対して異常なまでに配慮し、中国を第一に考える傾向があるように思います。

また、日本政府の外交的な基本路線は「寄らば大樹の影」(アメリカ、中国)のようにも見えるので、今回のダライラマラ来日に対する対応は、非常にむべなるかな、と思います。

福田総理誕生。史上最速の祝電?(2007年9月)
http://aquarelliste.269g.net/article/5413426.html

個人的には、他政党や政治家に対しても同工異曲であると思います。チベットよりも、中国に擦り寄っている方が(今は)旨みが大きいのでしょう。ただ、裏でなんらかの・・・していたらこんなことはしませんかね。

ぽんすけぽんすけ 2008/04/11 14:29 外務省を庇うわけではないですが、そう悲観することもないと思われ・・・
http://abirur.iza.ne.jp/blog/

         2008/04/11 23:08 もし福田首相がダライラマと会っていたら一体どういう事態になっていたとお考えですか?「日本始まったな」とか先進国(にして衰退国)に言われて嬉しいですか。その後中国でビジーネスする人たちが今以上にメンドーな手続きが増えてコンビニに並ぶ弁当の値段が上がって「最近物価上がったなぁ」とか?正義って気持ち良いよね。けど、私たちは生活していかなくちゃ。

Gl17Gl17 2008/04/11 23:12 例え中国重視だとしても、ダライ・ラマの言い分を聞く程度は何も問題無いと思いますがね。
チベットと話し中国と話して、言い分に即してスジを通せばいいでしょう。片方を最初からシカトするの普通のやり方でない。
以前のイラク開戦当時の対米追従っぷりも相当のものでしたが、片方に肩入れすると決めたら異常に潔癖というか、まるで恐怖症のように他方を積極的に排除するんですね。
一体どういう経緯でこんなんが普通になったんでしょう。
対象国が変わっても方針が同じというのは、外務省のアレが何かあるのかしら。

縷々縷々 2008/04/12 00:38 中国との経済的な結びつきなら、首脳や王族が早々と開会式ボイコットを決めた英仏、ダライラマの2週間滞在を決めた米国だって大有りです。親中派で有名な豪首相も北京大学での講演で人権問題を非難し、中国政府を激怒させました。
中国に舐められてる、日本が腰抜け、程度の問題ではないと思われます

M 2008/04/12 04:03 しかも国賓として皇居宮殿にも招かれなかったことに怒りすら覚えます。
日本政府に対して、法王様が不快に感じられたのではないかと不安になりました。

tatu99tatu99 2008/04/12 08:14 最近動きがおかしい石原都知事こそダライラマと接触すれば多少のイカサマはカバーされた筈です。(笑)

MI−6MI−6 2008/04/12 09:30 >最近動きがおかしい石原都知事こそダライラマと接触すれば・・・(笑)

同感ですね〜!
あの人は、結局、バカ息子を溺愛することと実現するわけのない第2回東京オリンピックを夢見るお爺ちゃんで終わっちゃうのかな。
前期で引退しておけばよかったのにね。

今現在、まともな人々は、安いけど毒入りの中国野菜をさけて高い国産野菜を買って食べているはず。何か不都合ありますか?

QQ 2008/04/12 11:52 小泉の靖国参拝の時だって中国との貿易は増えこそすれ、別に実質的には影響なかったしね。中国は後20年もするとインドに人口で抜かれるそうですよ。世界最速で少子高齢化が進み後数年でいわゆる人口ボーナスも使いはたす。中国経済バラ色論は今や昔、今や40%の株価下落にまだまだ底さえ見えない。バブルが崩壊したらあの体制どうなっちゃうんでしょうねぇ。先のない中共政権に恩を売っても何の得があるのかと。

sdisdi 2008/04/12 11:56 与党自民党からは、前党首夫人と国会議員一名がそれでも面会にいった。野党民主党からは誰が行ったのだろうか。そりゃ、党首でみれば全政党チキンだが「それでも誰かが会い行った」と「誰も会いに行かなかった」では天と地の差があるんじゃないかね。
ダライラマ法王が離日するまで、誰が行ったほうがいいと思うぞ、民主党。国民新党を代理たてる手もあるだろうに。公明、社民、共産は最初から期待してないけどね。

oochooch 2008/04/12 16:52 昭恵夫人の面会は、実は中共政権に対する痛烈な皮肉になっていたようですね。
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/d/20080410
これでは、媚中派の政府関係者や政治家たちは狼狽えるでしょう。
また、ダライ・ラマとの面会は、「ダライ・ラマ法王庁とつながりが深い某政党の元議員がいて、彼がだれとだれに面会させるかなどを仕切って」いたそうですが、ダライ・ラマ側も、ある程度、会う人物を選択していたようですね(トランジットで立ち寄っただけですから)。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/538962/ (コメ欄参照)
まぁ、現政権ではほとんど影響力も無いでしょうから。それにしても、人権擁護法案推進の太田誠一氏だけが会えたというのは、「某政党の元議員」とは誰かが気になるところですw

TomasTomas 2008/04/12 23:03 皆さん激しくお怒りのようですが、福田首相が今ダライ・ラマと会談して何か日本にメリットはあるのでしょうか。
靖国問題を引き合いにしている方もおりますが、ただの対日カードの一枚に過ぎない靖国問題と台湾や東トルキスタンにも波及するチベット問題では中国にとって重みがまったく違います。
また経済的な繋がりが深いといっても、欧米諸国やオーストラリアとは違い、日本は地理的にも中国に近いのですからその影響を一概に同一視することはできません。
これといったメリットがない以上、虎を尾を踏むような真似をするのはただの愚行でしかありません。取りあえず欧米に付き合う程度の抗議で済ませておくのが賢明でしょう。
そういった意味では政治家ではなく、その夫人のみがダライ・ラマに面会したというのはベターな判断であったと思います。

MI−6MI−6 2008/04/13 14:28 >Tomas 様
>福田首相が今ダライ・ラマと会談して何か日本にメリットはあるのでしょうか。

何か、日本にデメリットがあるのでしょうか?

>虎を尾を踏むような真似をするのはただの愚行でしかありません。

中国はトラなんでしょうか?
日本政府や日本マスコミは、中国の何を恐れているんでしょうか?
人民解放軍が、日本人民を圧制から解放するために、日本領土へ侵攻してくるんでしょうか?チベット領土を侵略したように。

大根侍大根侍 2008/04/14 00:39 (国民)の事なかれ主義に翻弄されるがままの今の国会に何を期待することがあるでしょうか。個人主義に走っている(国民)にことごとく否決され(日銀)るなど、このような状態に黙っている政党にもっと声を上げるべきです。

あいあい 2008/04/15 04:01 日本政府が困惑している理由は、中国との直接戦争回避です。
米国経済が停滞している中、超国家企業は喉から手が出るほど戦争が欲しい。
しかし、ブッシュで世界中の世論を敵にした。
米国から他国へ今の時点で戦争を仕掛けるのは、大統領選を考えても無理です。
中国も、人口過多でどんな方法でもなんとか人口を減少させたい。
実際、一人っ子政策では間に合わず、公害や食品の劣悪環境を放置している。
中国と日本が戦争をした場合、一番得をするのはどこですか。
軍需産業無しに、米国やEUは存在できません。
本当の世界の上層部は、国を超えて繋がっているという疑惑があります。
私は、ダライ・ラマすら直接話を会った人間ではないので全面的には信用できません。
私は、一連の事件は、日本に対する鎌カケだと感じます。
戦争は、仕掛け人がいることを忘れてはなりません。
一気呵成に、周りから固めて日本の軍備を動かせば、得をする人たちが浮かび上がってきます。
世論に流されず、国益を守るには、今は日本は黙っていなければいけないと思います。

TomasTomas 2008/04/15 23:38 MI−6様
>何か、日本にデメリットがあるのでしょうか?
だから明確なメリットがないのに他国を怒らせること自体がデメリットなのです。
そりゃまあ、嫌な奴が困れば気分はスッとするでしょうが、人間同士とは違って国家の場合離れることができないのですから、そいつとは嫌でも付き合わなければならないですよ。
>中国はトラなんでしょうか?
我が国に照準を合わせた核ミサイルを保有し、なおかつそれが国際的に認められている国が脅威でなくてなんなのです。日本が安全なのはアメリカの核の傘の下にいるからであることを忘れていては困ります。
まあ、多くのマスコミが中国に対して弱腰のなのは取材規制への恐怖や、思想的な偏向が原因でしょう。