信楽高原鉄道事故:発生20年 法要に遺族ら300人参列

2011年5月14日 11時6分 更新:5月14日 13時37分

事故発生時刻を前に列車が通り過ぎる中、行われる読経=滋賀県甲賀市で2011年5月14日午前10時27分、大西岳彦撮影
事故発生時刻を前に列車が通り過ぎる中、行われる読経=滋賀県甲賀市で2011年5月14日午前10時27分、大西岳彦撮影

 滋賀県甲賀市(旧信楽町)で42人が死亡、600人以上が重軽傷を負ったJR西日本と信楽高原鉄道(SKR)の列車衝突事故は14日、発生から20年を迎えた。同市信楽町黄瀬(きのせ)の事故現場で営まれた法要(SKR主催)には遺族や両社関係者ら約300人が参列し、犠牲者の冥福を祈った。

 遺族が新たに作った「安全の鐘」除幕式の後、全員が黙とう。SKRの今井恵之助社長とJR西の佐々木隆之社長、嘉田由紀子知事らが慰霊碑に献花した。今年は遺族主催の法要も続いて営まれ、交流のある日航機墜落事故やJR福知山線脱線事故の遺族らが参列した。

 法要後、SKRとJR西、滋賀県、甲賀市の4者は記者会見し、事故後初めて、安全を誓う共同メッセージを出した。「連携して、安全性向上と地域の活性化に努力したい」との内容で、SKRの今井社長が読み上げた。

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