2011年5月14日 10時22分 更新:5月14日 11時15分
国土交通省は、省エネ対応の住宅新築や改築を対象にした「住宅版エコポイント」制度の期限を5カ月間短縮する。新築、改築それぞれ60万戸ずつの予算枠(約2442億円)が、予想を上回る申請で足りなくなる見通しになったため。当初は今年12月末までの着工対象としていたが、7月末までとする。ポイントの申請期限(新築一戸建て住宅の場合で12年6月末)や、ポイントの交換期限(14年3月末)は変更しない。
住宅版エコポイントは、住宅の新築や改修で、二重サッシの窓にするなど一定水準以上の省エネ性能を確保した場合、最大30万円相当のポイントを付与し、商品券などと交換できる制度。経済対策の一環で09年12月に創設され、10年3月から受け付けを始めた。今年4月末時点で新築約30万戸、改築約36万戸の申請があった。【三島健二】