東日本大震災:死者1万5000人超す 

2011年5月13日 20時34分

 東日本大震災の死者は、警察庁の13日現在のまとめで1万5019人となり、1万5000人を超えた。戦後最悪だった阪神大震災(95年)の6434人を大きく上回り、明治以降では、死者・行方不明者計10万5000人余の関東大震災(1923年)、死者2万1959人の明治三陸地震(1896年)に次ぐ被害となっている。

 特に被害の大きい岩手、宮城、福島3県の死者1万4955人のうち、身元が確認されたのは85%の1万2774人にとどまる。3月11日の地震発生から2カ月が過ぎたが、いまだに9506人が行方不明になっている。

 死者は発生2週間後の3月25日に1万人を超えて1万35人となり、この際の行方不明者は1万7443人だった。海に流された遺体も多いとみられ、行方不明者の捜索は難航している。【北村和巳】

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