東日本大震災:液状化で再選挙 千葉県議浦安市選挙区告示

2011年5月13日 12時28分 更新:5月13日 13時27分

液状化で地盤がゆがみ、家屋や電柱が傾いた住宅街=千葉県浦安市で2011年4月27日、山田泰蔵撮影
液状化で地盤がゆがみ、家屋や電柱が傾いた住宅街=千葉県浦安市で2011年4月27日、山田泰蔵撮影

 千葉県議選浦安市選挙区(定数2)の再選挙は13日告示された。県選管の午前8時半の受け付け開始とともに3人が立候補を届け出た。22日に投開票される。当初、先の統一地方選に合わせ4月1日告示、10日投開票の日程で実施予定だったが、浦安市の松崎秀樹市長は東日本大震災による液状化被害を理由に選挙事務の執行への協力を拒否。日程が先送りされる異例の事態になっていた。

 再選挙に立候補を届け出たのは午前11時現在、届け出順に、民主党元職、矢崎堅太郎氏(43)▽みんなの党新人、三原利治氏(47)▽自民党元職、内田悦嗣氏(46)。

 この選挙をめぐって県選管は「選挙は可能」と予定通りの実施を求めたのに対し、松崎市長が「延期は必要だ」と反論し対立してきた。また、候補者のポスターなど数百万円の公費負担が生じるが、統一地方選の日程から外れたため国からは経費を交付されない。このため、この費用負担が県選管と市選管の新たな火種になる可能性がある。また、県の震災関連補正予算案は同市選出の県議が不在のまま20日の臨時県議会で採決される見通しとなっている。【斎藤有香、山縣章子】

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