石原プロ：渡社長が退任　「健康面と年齢を考えた結論」

俳優の渡哲也さん＝２００５年１２月、松田嘉徳撮影

　俳優の渡哲也さん（６９）は１１日、芸能プロダクション「石原プロモーション」（東京都調布市）の社長を辞任したと発表した。渡さんは故・石原裕次郎さんの後を継ぎ、事務所トップを２４年間務めたが、調布市の事務所で「健康面と年齢を考えた結論」と語った。小林正彦専務（７５）や俳優の舘ひろしさん（６１）、神田正輝さん（６０）も取締役を退き、裕次郎さんの妻のまき子さん（７７）に経営の全権を委譲した。

　石原プロは、毎日新聞社が９６年から始めた小児がん征圧キャンペーン「生きる」で１０年間にわたり、小児がんの子どもたちを招待するイベントを開催。渡さんらが率先して出演し、小林さんはイベントの企画運営の中心的な役割を果たした。