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2011年7月8日0時59分

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北方領土、日本に軟化迫る 極東ロシア全権代表

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 北方領土を監督区域に持つロシア極東管区のイシャエフ大統領全権代表は7日、メドベージェフ大統領が日本側に提案したとする北方領土の共同開発について、「(北方領土は)開かれたロシアの領土だ。日本が来なければ韓国が来る。韓国が来なければ中国が来る」と述べ、日本の参加を促した。行き詰まる領土問題で日本側に態度軟化を迫る狙いがあるとみられる。

 サハリン州の州都ユジノサハリンスクで記者団に語り、インタファクス通信が伝えた。日本側に提案した内容は、日本も資本参加する水産加工の合弁会社の設立だと明らかにし、石油や天然ガス、レアメタルなど資源開発も視野に入れていることを示唆した。

 日本は、第三国からの投資はロシアの管轄権を認めることにつながるとして容認できないとの立場だ。共同開発については、日本の主権を害さない範囲で検討するとしている。

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