[AML 1385] なぜ、性教育が必要なのか?

野崎 優子 yukonozaki at yahoo.co.jp
2005年 5月 4日 (水) 06:13:53 JST


野崎です。市民運動系のMLで性教育の事が触れられるたびに
、かつての私のように、あー、わかっちゃいないと感じます。
(笑)

もう、5年ほど前になりますが、性教育のセミナーに参加して
目から鱗が落ちるほど、性教育は人権教育だと痛感させられま
した。それは科学と人権に基づき、人の権利として、人の生き
る価値観を多様に捉える教育だと知ったからです。

純潔教育が行き着く先は、望まない妊娠、人工中絶、性暴力を
許す社会、同性愛者差別、多様な性的指向への偏見、女性の自
己決定権を奪うといった様々な事になっていくだろうと思いま
す。性教育に反対している議員の無知、誤解、誤った性知識に
振り回されないよう、”人間と性”のサイトを皆さんでご覧く
ださい。
日の君強制に反対している教職員の処分は「良心の自由」を奪
う教育行政の過ちです。今度は、人権として捉えて子どもに性
教育を教えている全国の教職員が処分のターゲットになる懸念
があります。(小泉氏と山谷えり子氏が国会答弁にて、調査を
全国にするとした)みなさんには、”人間と性”のセミナーに
参加する機会があれば見て頂きたいです。また、サイトをご覧
になってどのような団体なのかをご判断してください。よろし
く、お願いします。東京弁護士会からの「警告」も出ておりま
す。


”人間と性”教育研究協議会のサイトから
http://www.seikyokyo.org/ 

1 性教育の必要性について


(1) 性に関する問題は人間の根源に関わる問題であり、性に
関する基本的事項は科学的に正しく教える必要がある。現在マ
スメディアによる性に関する情報の氾濫、インターネット等に
よる性情報への接近の容易性、価値観の多様化等から、性行動
、性体験の低年齢化が進んでいるうえ、HIVC等性感染症も
広がりをみせている。児童生徒が心身ともに健やかに成長する
ことや生命の大切さを認識することは重要かつ緊急の課題とな
っており、学校、家庭、職場、地域等さまざまな場面で性教育
が必要となっている。


(2)  知的障害者については、男女のからだの仕組みや体の
発達の相違を理解することが不十分であったり困難であったり
する。身体の変化を素直に受け止めることができず、パニック
をおこす児童生徒も少なくない。また自己の性に関する悩みや
不安を的確に表現することができない場合も多い。そのため、
知的障害者に対しては、教材等を工夫し、具体的でわかりやす
い性教育が求められている。また、知的障害者が性の被害者に
なったり、場合によっては性の加害者になることがありうる。
性被害と加害の防止という観点からも性教育が必要である。


(3)  西欧諸国では早くから性教育の必要性と重要性が指摘
されており、例えばスウェーデンでは、1955年に性教育の義務
化が実施され、1975年からは人間関係の教育という名称で、具
体的実践的な性教育の取組がなされるようになった。またオラ
ンダでは、幼児の段階からわかりやすい絵や人形を用いて、科
学的な性教育が行われてきた。



 





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