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枝野官房長官の会見全文〈13日午後3時半〉(2/8ページ)

2011年3月13日20時14分

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 なお、放射能のモニタリングの状況ですが、おおむね本日の午前10時以降、50前後、(1時間当たり)50マイクロシーベルト前後の数値で安定していたものが、午後1時44分ごろから上昇いたしまして、午後1時52分には1557.5マイクロシーベルトを観測をいたしましたが、直近、いま、ここに入ってくる直前に入手をしたその時点での直近のデータ、午後2時42分のデータでは184.1マイクロシーベルトに低下をいたしております。従いまして、最大値においても1557.5マイクロシーベルトでございまして、これは例えば、胃のX線検診1回分の量が600マイクロシーベルトでございます。この一番高い数値のところでも、1時間その場にいて、1557という、胃のX線検診、これは1回分ですので、3回分弱になりますか、という数字でございます。

 すでにこの数値は184.1マイクロシーベルトまで下がってます。この数値は東京、ニューヨーク間の往復1回分が200マイクロシーベルトでございます。こうした状況にございますので、なお、水素が仮に発生をして、これが建屋の上部にたまっている可能性を否定できないと申しあげましたが、万が一これが昨日のような爆発を生じた場合であっても、昨日もそうでありましたが、原子炉本体、圧力容器と格納容器については問題が生じないという状態、その外側でしか爆発は生じませんし、そのレベルの衝撃には耐えられる構造になっております。

 また、この爆発的なことが万が一生じた場合でありましても、発電所の近くの場所での数値が先ほどのような数値でございますので、避難をして頂いている周辺の皆様の健康に影響を及ぼすような状況は生じないというふうに考えております。

 爆発的な事象、皆様にもご心配をおかけをいたしますし、そうした可能性が否定できないという事実が明らかになったものですから、ただちにこうして発表をさせて頂いているものであります。私から以上であります。

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