国際空自FX選定 「ユーロファイター調達が賢明」と前英空軍参謀長PR+(2/2ページ)(2011.7.6 21:14

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空自FX選定 「ユーロファイター調達が賢明」と前英空軍参謀長PR

2011.7.6 21:14 (2/2ページ)
ユーロファイターの模型を手に「同機の運動性は非常に優れている」と語る前英空軍参謀長のトーピー氏(木村正人撮影)

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ユーロファイターの模型を手に「同機の運動性は非常に優れている」と語る前英空軍参謀長のトーピー氏(木村正人撮影)

 開発中のF35に対し、ユーロファイターは英国など6カ国ですでに運用されており、運動性と戦闘能力は実証済み。BAEシステムズはF35の開発にも参加しているため、「F35は主に対地攻撃、二次的に防空という攻撃戦闘機だ。ユーロファイターは防空能力に優れ、二次的には対地攻撃任務にも対応できる。両機を組み合わせて運用すれば、日本の空の守りは万全だ」と提案する。

 防衛省が将来、F35を配備する考えなら、役割が重複するFA18を“つなぎ”として導入するより、防空能力でF22に次ぐユーロファイターを調達する方が賢明だ、というのが同氏の主張だ。「FA18は運用コストが高く、空母での運用が前提だ」(日本の航空専門家)という指摘もある。

 BAEシステムズはユーロファイターのライセンス生産を認める方針で、同氏は「日本側はあらゆる部品の開発・製造に参加でき、ブラックボックスはない」と強調。戦闘機の製造能力を維持したい日本の防衛産業にも配慮を見せる。

 これまで航空自衛隊は米国以外から戦闘機を購入したことがなく、ユーロファイターにとって“日米同盟の壁”が最大の難関といえそうだ。

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ユーロファイターの模型を手に「同機の運動性は非常に優れている」と語る前英空軍参謀長のトーピー氏(木村正人撮影)

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