九州電力「やらせメール」要請問題 九電、全社員を対象に事実関係調査開始
佐賀県の玄海原発の運転再開に向けて、6月、国が主催した説明番組に、九州電力が再開を支持する内容のメールを送るよう関連会社に要請していた問題で、九州電力は、全社員を対象に事実関係の調査を始めた。
6日の会見で、九州電力の真部社長は、やらせメールを送ったのは、原子力発電本部の課長級の社員としているが、同様の電子メールを送った社員がほかにもいないかどうか、7日朝から、全社員を対象に調査を始めた。
一方、九州電力から問題のメールを受け取った子会社の1つは、メールがどの程度広まったかは、今後調査するとしている。
九州電力子会社の社員は「社会というか、そこらへんを非常に大きく揺るがしているところの問題についての話なんで、非常に残念と思ってますけど」と話した。
また、脱原発を訴えて九州電力前で座り込みを続けているグループのメンバーは、世論誘導にほかならないとして、怒りをあらわにしている。
脱原発グループのメンバーは「欺まん的な、やることについては暴挙であると。九州の人たちを裏切るような行為はですね、絶対に許せない」と話した。
(07/07 11:55 テレビ西日本)