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2011-07-06

Hiend Guitar Journey Vol.1 〜Nik Huber Guitars〜

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ギター1本5〜60万は当たり前、100万以上も珍しくないようなハイエンドエレキギターにはどんなブランドがあるんでしょうか。

ハイエンドと呼ばれるギターブランドや人気の高いコンポーネント系ブランドなどを不定期でご紹介するHiend Guitar Journeyというコーナーをはじめてみたいと思います。

※基本的にこのコーナーで取り上げるブランドは「カスタムメイド」の方向性が強いブランドばかりですので、各ブランドごとに代表的な機種をご紹介しますが、必ずしも同じ仕様が流通するとは限りません。あと一部写真は転載になりますので、後から変更されることもあります。ちなみに、「ハイエンドギターブランド」の定義については、特に明記しないことにします。なんとなく、高いギターを主に作っているところ、くらいのイメージでちょうどいいと思います。

第1回は、個人的な趣味からドイツのNik Huber Guitarsを取り上げてみたいと思います。

Nik Huberは、1986年から代々木工にかかわる家系に生まれたニック・フーバーさんが1996年に興したギターブランドです。最初は小さな工房でしたが、少しずつ大きくなって、現在は5人のスタッフで年に120本程度の楽器を全て手作業で制作しています。Nik HuberはPaul Reed Smithのドイツにおける公式リペアマンとしても知られています。

Nik Huberのギターの中でも最も有名なモデルが、このDolphinだと思います。初期のDolphinは4対2のMusicman的なヘッドでしたが、Dolphin IIからはPRS的な3対3ヘッドとなっています。

テレキャスターとレスポールを合わせたようなボディシェイプで、基本的な材の組み合わせはレスポールを踏襲しています。一部、バックの材がコリーナだったり、ネックがローズウッドだったりすることもあります。ホロウボディとソリッドボディの両方があります。

ボディトップのメイプル材には、派手なキルトトップやフレイムトップが使われることが多いです。コントロールは1VOL、1TONE、3Way PUセレクターで、トーンノブがプッシュ/プッシュ式のタップスイッチとなっています。

使用されるピックアップもカスタムオーダーできるようですが、基本的にはヴィンテージPAFを意識してNik HuberとHarry Haeusselが共同で制作したハムバッカーが搭載されます。

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イルカのDolphinに対して、シャチのOrcaは、Dolphin同様Nik Huberを代表するモデルです。Dolphinよりもさらにレスポールに近いモデルです。ボディシェイプはもちろん、コントロール系もレスポールと同様となっています。フロントのToneノブがタップスイッチになっています。

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Redwoodは、セミホロウタイプのDolphinのボディトップにレッドウッドという材を使用したモデルです。他は特に違いは無いみたいです。Redwoodのトップ材はアーチトップを1枚の材から削り出して作られています。これを当たり前にやってしまうのがNik Huberなんですよね・・・。

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Nik Huberの主要なモデルはこんなところでしょうか。その他のモデルとしては、(上写真左から)Les Paul Specialを意識した、Dolphinと同様のボディ形状の「Special」やリアにP-90を1基マウントするLPジュニアを意識した「Junior」、リア1ハムの「Krautster」、さらにフロントにP-90を追加した「Krautster II」、フロントがP-90でリアがテレキャスタイプのシングルコイル、テレキャス風コントロールプレートを持つ「Twangmeister」などがレギュラーラインナップとして作られています。

Nik Huberのギターは、どのモデルも何故かすごく惹きつけられます。本当に綺麗なギターばかりです。

全部欲しいw

 

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