玄葉光一郎国家戦略担当相(民主党政調会長)が8日発売の月刊誌「文芸春秋」のインタビューで、民主党政権の現状を「選挙の票目当ての『ご機嫌取り政治』が、今の混迷を招いた根源だ」と自己批判していることが明らかになった。菅直人首相に対しても、3条件の実現を前提に、「8月末を待たず、代表をお辞めになると信じている。そうなさるべきだ」と早期退陣を勧告した。
玄葉氏は「政治家が責任ある言動をとらなくなった」と指摘したうえで、「当初の方針からぶれず、政権のテーマを社会保障と税の見直しに絞り込んでいれば結果はまた違った」と述べ、延命を図る首相を暗に批判した。
毎日新聞 2011年7月7日 2時30分