小泉進次郎氏が来校

「3.11後の日本について」講演

 国際学部主催の小泉進次郎衆議院議員の講演会が、6月27日、関西学院会館で行われた。会場には学生や周辺住民など600人を超える聴衆が集まり、真剣に小泉氏の話に聞き入っていた。講演の後は、質疑応答の時間が設けられた。聴衆は積極的に手を挙げ、会場は活発な雰囲気に包まれた。【7月3日 関学新月Tribune=UNN】

学生の質問に答える小泉氏(6月27日・関学上ケ原キャンパスで、撮影=正本雄一)

  講演のテーマは、「3.11後の日本について」。小泉氏は、「過去・現在・未来」の3つの視点から東日本大震災をとらえるようにしているという。震災後10回以上被災地を訪れる中で、過去の政策を振り返り、現在の状況を観察し、未来へつながる政策を考えていると話す。「政治家の武器は、人を信頼させる言葉である。それを発するためには、まずは自分自身で実際に見て、体感する必要がある」と語った。 

質疑応答の時間には、「リーダーシップをどう考えるか」「理想の政治家像は」などの質問がされた。小泉氏は「まだ30歳なのでそのようなことを語るのは恐縮だが」と前置きをしてから、「言いたくないことをズバリという力と、批判を包み込むような包容力の双方を持った政治家が理想」と話した。また、「学生時代に何をしておくべきか」という問いには、自身の学生時代とアメリカへの留学経験を振り返り、「勉強するだけでなく、よく遊んでほしい。勉強は、本気でやろうと思えばいつでもできるが、一生自分を支えてくれる友達ができるのは学生時代まで」と答えた。

最後に、テストの直後にさえも気を緩めることなく図書館で勉強していた友人の話を例に出し、「自分がどれほど頑張っても、それ以上に頑張る人は必ずいる。学生にしかできないことを、十分にやりきってほしい」とメッセージを送った。

【鈴木太郎】



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