政治「新報道2001」抄録 細野氏、東電役員給与「目ん玉飛び出るほど高い」2011.5.15 20:47

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「新報道2001」抄録 細野氏、東電役員給与「目ん玉飛び出るほど高い」

2011.5.15 20:47

 民主党の細野豪志首相補佐官が、東京電力福島第1原発1号機の「冠水」方針を見直す考えを示した。

 --福島第1原発の現状は

 「核燃料も溶けているとは思ったが炉心溶融はないとみていた。ただ、新しい計器を取り付けると、炉心溶融となっていただろうということだ」

 --すべて溶けたのか

 「はい。徹底的に現状認識を改める。3月11、12日に12~14時間、(冷却のための)水が入らない状況が続いたのではないか。炉心溶融を認めるべきだ。事実認定と計器の見方のいずれでも甘かった」

 --どう収束させるか

 「道筋(工程表)を数日後に改定するが、結論を先延ばしにせず日程はできるだけ守りたい」

 --収束時期の目標の6~9カ月は守れるか

 「水をためて熱交換機で冷やす『冠水』の仕組みを考えていたが、難しい。また水があふれる可能性がある。(高濃度汚染水を)海に流すことがあっては絶対ならない。流れ出た水を奇麗にして原子炉の中に戻す大きなループを考えて冷温停止に持っていけないか」

 --政府の工程表は17日に発表できそうか

 「原発だけでなく幅広い問題を扱う。政府の役割を明確にしてロードマップを示す」

 --原発にメドがついたら総辞職が筋では

 「今回の事故は国の責任を免れない。責任を全うする必要がある」

 --東電は電力値上げをせざるを得ないのでは

 「一番安易だ。東電は広告料は約250億円で役員給与も目ん玉が飛び出るほど高い。もっとリストラできる部分がある」

 --退職金や企業年金が手つかずだ

 「違和感は感じる。厳しい認識を持ってほしい」

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