中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > サッカー > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【サッカー】

なでしこ 4強かけドイツと対戦

2011年7月7日 紙面から

◇女子W杯1次L イングランド2−0日本

 【アウクスブルク(ドイツ)原田公樹、浜田恵子】2011年女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で5日、なでしこジャパンはB組最終戦でイングランドに0−2で敗れ、通算2勝1敗の勝ち点6で同2位となった。9日(日本時間10日午前3時45分開始)の準々決勝で、地元ドイツと対戦することが決まった。試合翌日の6日、なでしこはアウクスブルク市内でクールダウンを行い、空路と陸路で準々決勝の会場となるウォルフスブルクへ向かった。

 イングランドに敗れ、一夜明けた6日、なでしこジャパンは次戦のドイツ戦に向け、気持ちを奮い立たせようとしていた。先発組はクールダウン中心。控え組は対人をつけたシュート練習を中心に汗を流す。ムードメーカーのFW大野が「ナイスシュート!」と大声を上げ、場を盛り上げた。

 「昨晩は寝られなかった。でも引きずっても仕方ないから、次に切り替えて。相手は開催国(ドイツ)だし、観客もすごいと思う。いい相手です」と大野は笑ってみせた。

 前夜、日本は立ち上がりから動きが緩慢で、全体的にスローペース。得意とする連動したパスワークはほとんどなく、前線へ縦パスを放り込むだけの単調な攻撃が続いた。

 前半15分、十分に警戒していたはずのロングボールから失点。「イングランドのスピードに対応し切れなかった」とDF岩清水は悔しがった。ハーフタイムに佐々木監督からカツを入れられた選手は後半、積極さを取り戻したが、後半21分に再び失点。終盤は猛反撃に転じて得点機をつくったが、ゴールを奪えなかった。

 佐々木監督は「負けると理由を探したくなる。でもあれだけのチャンスをつくった。ただ点が入らなかっただけ。そう考えないと重くなる。いままでやってきたことをドイツにぶつけるだけ」と力説した。ドイツとは過去に8戦して1分け7敗。1度も勝ったことがない。完全アウェーの中、まだ出していないすべての力を出し切るしか他に策はない。 (原田公樹)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ